高松会員さまのF15号油絵

木曜日を担当しております講師の安永です。
今日は高松会員さまの油彩画をご紹介させて頂きます。
 

半年以上を掛け描いたF15号の力作です。
海中で発光するクラゲと人魚が手を取り合う不思議な光景は、ご自身で探し選んだ
諸要素を、変形、再構成し創り上げました。
例えば人魚はドミニク・アングルの『泉』という作品からのイメージ元に描いています。
資料には頼らず描いた海中、海溝の表現ですが、ダイビングがご趣味の高松会員さま
ならではの熟知した状況設定を選ぶことで、画面にリアリティーをもたらしている点も見過ごせません。
 

海底部分は手前から奥へと明暗の差を作ることで深遠な空間の広がりを表現していますね。
この絵はキャンバスではなく木製パネルに下地材のジェッソを塗った上に描いています。
描き始めは油分を吸い込みすぎるジェッソ下地に苦労されましたが、時間を掛け絵具を重層的に描き重ねた結果、キャンバスとはまた違った柔らかな質を生みだしています。
素材に対する並々ならぬ拘りが光る、高松会員ならではの力作に仕上がりました。

東銀座で屋外写生

メッツ銀座絵画教室、月曜、土曜を担当している三津です。
ゴールデンウィークは雨が降ることもなく、晴天に恵まれて良かったですね。
私の住んでいる鎌倉は例年通りものすごい人出で、大変賑わっていました。
5月4日、土曜日の午前中に教室の近くにある公園でスケッチ会をしましたので今回のブログではその報告をさせていただきます。
当日は晴天に恵まれ、暖かく、絶好のスケッチ日和でした。
今回のスケッチ会は参加人数は少なかったのですが、全員、スケッチをするのが初めての会員さまだったので、しっかり指導もできて良かったと思います。


制作中の上田会員さまと鈴木会員さまです。
少し前までは藤棚がきれいだったのですが残念なことに花が終わっていました。
 

公園中央に花壇とモニュメントがあり、絵にしやすいポイントになっていました。
スケッチをする場合、先ず何を描いていくかで悩まれると思いますが何か一つ描くものを決めていくと(主役をきめる)絵にしやすいと思います。
 

上記のモチーフを描いている上田会員さまです。
 

小林会員さまは遠巻きに見た藤棚と水飲み場を描かれました。
日向にいると汗ばむような陽気だったので皆さま日陰で制作されていました。
 

公園の向こうに見えるビル群を入れた作品を制作中の鈴木会員さま、教室での作業以上に集中されていました。
 

普段、教室にこもって制作することばかりなので、たまに外に出て、太陽を浴びながら制作するのはとても気持ちが良いですね。
今回は2時間半の制作ということで完成には至りませんでしたが、初スケッチという意味では皆様かなり良い作品が仕上がりました。
 

小林会員さまの作品です。
今回は水彩色鉛筆で彩色されました。草木の色を単純に緑にするのではなく、色々な色彩を重ねることで複雑な色味になっています。
 

鈴木会員さまの作品、手前の公園の自然物の柔らかさと奥に見える人工物の直線性が上手く対比されています。
 

上田会員さまの作品です。上田会員は普段かなり緻密な描写をされていますが、今回は全体感を大事にしながら画面全体に手が入っています。
 
終わった後、雑談していて、いつも以上にあっと言う間の2時間半だったと皆さまおっしゃってくれていたので充実した時間が過ごせたように思います。
 


教室に戻って絵を並べて講評会を行いました。
他の会員さまの描いた作品を見るのもとても大切なことです。
他者がどんな視点で絵を描いているかを確認することで自身の着目しているポイントが少しでも感じられるといいですね。
 
担当講師  三津、山本でした。

「鬼子母神神童」屋外写生会

4月27日(土)鬼子母神堂にてスケッチ会を開催し、天候にも恵まれ、
新宿校・銀座校合同で23名の会員さまが集まりました。
当日の様子を私、担当講師の山本絵里がご報告いたします。
 

参加者全員が9時30分に集合、そこから鬼子母神まで徒歩で行きました。
鬼子母神本堂入り口は並木通りの商店街になっています。
長屋を改装した雑貨屋や カフェがありました。
 

まず最初に描く場所を決めて、午前中に下書きを完成させられるよう構図の中から省略する箇所を決めて進めていきました。
本堂のアングルを十分考慮され、参加会員さまそれぞれの好みの位置に着かれました。
 

このアングルからの場所でスケッチをなさる会員さまが多く見られました。
 

森会員さまは掲示板の下から覗く鳥居を描く位置を決められました。
 

佐藤会員さまは、本堂の外の離れた位置を選ばれ、本堂までの全体の雰囲気を取り入れたアングルを選定なさいました。午前中は参加会員の皆さま大まかなスケッチ構図取りで終了。
本格的な描きこみは昼食後に行うようになりました。
 

お昼ごはんの時間です。
会員皆さま会話も弾み、一緒にお弁当を食べました。
 

松岡会員さまと当日の指導担当佐々木ひろゆき講師です。
親子のようですね。
 

当日は陽は出ているものの、温度が上がらず寒く向く写生をしていると体が冷えてしまい写生には最良とはいえませんでした。そこで、昼食後、日陰で冷え切った体を温める為と、雑司ヶ谷周辺のスケッチポイントを参加会員さまに紹介する事も兼ねて、散策しました。
 

路面電車、都電荒川線です。
線路沿いは区画整理され新しい高層マンションが建設されていました。
 

昼食、散策終了後、午後の制作を再開し、着彩と描き込みに入りました。
 

午後になり太陽の位置が変わり、会員みなさま影の変化に苦戦されていました。
 

佐藤会員さまは神社から見た外の風景を選ばれ描いておられました。
お団子の旗が江戸時代からの風情を感じさせますが、ゴミ袋には幻滅してしまいます。
 

スケッチ初参加の西村会員さまシャープペンシルで緻密に描かれています。
佐々木講師がポイントポイントを丁寧にチェックしアドバイスをしておりました。
 

金会員さまは入会1カ月目ですが段取り良く制作進行していました。
羽毛会員さまは本堂と駄菓子屋の2枚を制作されていました。
 

通常授業で水彩を描かれている井上会員さまと篠田会員さま、終了時間まで手を抜かず完成度を高めています。
 

別のアングルで2枚目を描かれている斎藤会員さま、ボールペンの線で強弱を使い分け奥行きを表現しています。
 

越智会員さまはお堂の中に暗さを付け手前の木を強調されています。
 

藤本会員さまは本堂裏の構図を選ばれ、建築物の装飾を丁寧に描かれていました。
 

現地・講評会
 

午前10時から始めて昼食をはさみ、午後4時にスケッチを終了し、完成、制作途中の絵を並べて講評会を行いました。
ベテランの会員さま、最近始められた会員さまの力作が一堂に並びました。
現地での講評は対象がその場である為、良かった所、注意しなければいけない所などの指摘がとてもよく分かる良さがあります。
初めての参加会員さまも、長く描かれてきた会員さまの作品をご覧になり構図のとり方や、色の使い方など、これからのご自身の制作時においてとても参考になると思います。
それでは参加会員さまの作品をご覧頂きます。
 

川合会員さま作品 水彩画
 

合川会員さま作品 パステル画
 

須田会員さま作品 水彩画
 

武智会員さま作品 水彩画
 

篠田会員さま作品 水彩画 
 

岡崎会員さま作品 水彩画
 

藤本会員さま作品 鉛筆画
 

児玉会員さま作品 鉛筆画
 

羽毛会員さま作品 水彩画
 

隈本会員さま作品 水彩画
 

竹尾会員さま作品 鉛筆画
 

金会員さま作品 水彩画
 

大澤会員さま作品 水彩画 
 

井上会員さま作品 水彩画
 

佐藤会員さま作品 水彩画
 

越智会員さま作品 水彩画
 

西村会員さま作品 鉛筆画
 

森会員さま作品 水彩画
 

松岡会員さま作品 パステル画
 

沖野会員さま作品 水彩画
 

佐野会員さま作品 水彩画
 

斎藤会員さま作品 水彩画
 

スケッチ終了後に懇親会を行いました。
 

時計回りで、新宿教室の佐藤会員さま、大澤会員さま、銀座教室の越智会員さま、新宿教室の井上会員さま
 

新宿校、銀座校の会員さま同士が仲良く過ごされて、とても楽しい一日となりました。
また梅雨明けの7月にスケッチ会を開催しますので、どうぞよろしくお願いします。
担当講師 山本、佐々木
 

写生会に参加なさいました会員さま一同です。

マロニエの花

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?木曜、土曜を担当しております山本です。今年もマロニエの花の季節になりました。
 

 

教室の窓から満開となりましたマロニエの花がご覧いただけます。
 
 
マロニエと言えばパリというイメージが有ります。
本場パリでパリジャンはマロニエをどのように感じておられるのか
当教室のビル内に有りますフランス語会話教室のローラン・リシュウ先生に
お聞きしてみました。
 

マロニエの和名は西洋栃の木 (セイヨウトチノキ)といい、パリでは街路樹として植えられ「マロニエの並木道」が有名で、マロニエの名はフランス語名の Marronnier からきており、銀座と比べパリのマロニエの木はもっと大きいのだそうです。
ローラン・リシュウ先生は日本の文化や習慣が気に入り、フランスから移り住み11年目になるそうです。

メッツ絵画教室の精神支柱・高岡 徳太郎先生


高岡徳太郎先生は高岡徹校長先生の父君です。
大阪府堺市に生まれ、戦前には画家の林武志先生とご一緒にパリに留学、帰国後、二科会で活躍しました。
戦後、二科会を東郷清児先生たちと再建し、その後、鈴木信太郎先生、野間仁根先生たちと一陽会を結成なさいました。
徳太郎先生の才能を受け継ぎましたのが、高岡徹校長先生です。
高岡徳太郎先生は高島屋創業家の飯田慶三元社長、会長とは旧制堺中学の先輩・後輩に当り、
そのご縁で高島屋と徳太郎先生の属する一陽会とは付き合いが古く、その関係で校長先生も一時期、
高島屋東京店の宣伝部に席を置いておりました。
校長先生は現在、一陽会で委員の役職を拝命し、会を守り立てております。
 
上のパンフレットに掲載されております高島屋・飯田慶三会長肖像は高岡徳太郎先生の制作です。
 

高岡 徳太郎先生とバラ
 
高島屋との関係の深い高岡徳太郎先生は、高島屋の創業150周年を記念して
高島屋から包装紙の原案を依頼され、上記右下にありますバラらのリングを描きました。
この包装紙はショッピングバックと共に、1980年から2007年まで使用されました。
 
これらの作品は6月25日まで高島屋資料館(大阪市浪速区日本橋3-5-25高島屋東別館3階で
展示されております)

遠藤会員さまの水彩画紹介

こんにちは。
水曜日と日曜日を担当している講師の永瀬です。
 
今回は遠藤会員さまの水彩画をご紹介します。
遠藤会員さまは、ご入会されて約2年になります。
1年あまりかけてデッサンを習得されたあと水彩画を始められました。
 
最初にご紹介するのは、トマトとズッキーニの静物画です。
 

この作品は遠藤会員さまが本格的に水彩画を始められた最初の作品です。
それまでの鉛筆デッサンの経験が生かされ、とても立体的に描けていますね。
水彩絵の具の透明感のある発色が美しく、
トマトもズッキーニも瑞々しく表現出来ていると思います。
 

次にご紹介するのは玉葱の束をレンガの上にのせた状態を描いた作品です。
玉葱束の、球形が連なった形態がよく表れています。
玉葱のひげは、紙の白地を生かしながら、丁寧に表現出来ています。
手前から奥への前後感も出はじめています。
一番手前の二つの玉葱をもう少し強めに描くと、より前後の空間が表現出来るでしょう。
 

最後にご紹介するのは、青い布を敷いたテーブルの上に
ブラックバスと貝殻、ビー玉を配置した静物画です。

ブラックバスとその周りの空間がとても鮮やかでクリアに表現されています。
ブラックバスの流線形の形体感や、つやのある質感、細部の描き込みなど素晴らしいと思います。

ビー玉は少し弱く見えます。
もう少しコントラストと彩度を高めながら、シャープに描きたい所です。

貝殻はとても丁寧に描けています。
形体感、空間がよく出ていますね。
陰の色味も美しいです。

遠藤会員さまの作品や制作には、
「しっかりとモチーフの構造を理解して描いていく」という意識が感じらます。
それが作品の質を高めているのだと思います。
今後は、風景画も始められるとのことで、そちらも楽しみです。
これからも制作を楽しんで、素敵な作品を作っていただきたいです。

水彩画体験のご紹介

教室ではデッサン体験、水彩画体験、パステル画体験と絵画の3技法を
これから絵を描きたいと思っている皆さまに描く体験をしていただくことが出来ます。
今回は、三津講師の水彩画体験指導風景をご紹介いたします。

体験を受けられる方の殆どが初心者の方が多く、緊張して来校されます。
私たち講師は体験にお見えいただいた方に描く楽しさや描きあげた達成感などを
しっかりと感じていただく為、分かり易く丁寧にご指導させていただきます。
時にはこのように体験者の隣で見本を描きながら体験ご指導もしております。
体験の方も講師とのコミュニケーションを重ねていくうちにリラックスされ緊張もほぐれ描くことに集中されていきます。
 

描き終えた作品は講評を行います。
体験なさいました方の感想は皆さま集中して時間がたつのが早かった、とても楽しく描けた、思ったより描くことが出来たと、体験してよかったという感想が多く聞かれ
私たちも絵を描く事を通して、体験なさる方と色々と絵のお話が出来る事を楽しみしております。
 

左が体験なされた方の作品です。
本人に了解を得て三津講師(右の絵)の隣で三津講師が描くのを参考に
しながら描いて見てもらいました。
体験の方は初心者とのことですが、色味を抑え目に丁寧に描き上げています。
体験ではこのように講師が一緒に描いて見せてご指導をもしております。
メッツ銀座絵画教室講師一同、皆さまの来校をお待ちしております。
講師山本がご紹介いたしました。