第14回 楽々展開催

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6月26日木曜日午前中からの作品セッティグを修了し、午後2時から
14回目の楽々展が開催いたしました。
会期は29日、日曜日(日曜日はPM4:00)までの4日間です。
今回も表現力の充実した作品がそろい、見応えのある展示となっております。
会員皆さまにはご家族、お友達等お誘いの上是非ご覧いただけましたら幸いです。

校長 高岡 徹
   講師一同
 
 
 
 
 
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展示会場の様子です。
 
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今回は圧倒的に油彩(油絵)が多く力作ぞろいです。
 
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横山会員さまのデッサン画

こんにちは。火曜日担当の佐々木です。
今年の梅雨は永くなりそうだとの予報ですが、会員皆さまにはお体にお気をつけ下さい。
今回は横山会員のデッサンを紹介します。
横山会員は月4回の受講で、これが14枚目のデッサンです。
 

これは計7回、約17時間半で完成しました。
鍵盤や上に置いた貝の映り込みによって、ピアノ本体の艶のある黒い表面の様子が良く表現出来ています。
しかも場所に応じて塗り分けができているので、立体感もきちんと出ていますね。
これだけの黒を出すのにかなり時間がかかりましたが、その分説得力がありますね。
台の白い布の表現は少し硬くなってしまいましたが、ピアノの下の隙間の感じや、奥行き感は良く出ていますね。
横山会員はこのデッサンを一区切りにして水彩画に挑戦しています。そちらも楽しみですね。

企画講習会「パステルで手を描く」土曜日、日曜日でのご報告

土曜日は朝2名、昼4名、合計6名が参加されました。
 

お二人ともパステルは初体験でしたが、前回の木炭デッサンを参加されていたので要領良く進められました。
 

この講座での一番のポイントは画用紙の色を含む、5色のグラデーションを使い分けることです。
オレンジ色と茶色の二色で描きだしてから画用紙の色を生かして薄く乗せていきます。ある程度描けてきたら一番濃い茶色のハードパステルで指の影などシャープに引き、ハイライトはクリーム色で仕上げます。
 

女性らしい優しい表情となりましたね。手のひらのピンク色が甲の皮膚の黄色との対比でより柔らかでしっとりとした皮膚感が出ています。
 

こちらは元気いっぱいのポーズですね。筆圧が高くパステルの色味がしっかりと出ています。有彩色の画用紙の色味を生かせると更に良いでしょう。
 

三津講師は今回の企画で参考作品を4枚も描き上げ、枚数を重ねる毎に精度を上げながらも短時間で完成させることができたそうです。その経験から得たパステル画のコツなどを講評会でたくさん話をしてくれました。三津講師自身、この企画が好きだそうです。
 

お昼は新会員さまも興味を持たれて「やってみたい!」と言って下さり参加下さいました。他に現在油絵で肖像画を描かれている会員さまも「手の描き方を学びたい。」とのことで肖像画と同じポーズで手を描いていただきました。
 

握るようなポーズは難易度が高いですが、茶色、オレンジ色、ハイライトを交互に使いながら人さし指の甲の面の抵抗感がしっかり描けていますね。肖像画の油絵でもこの技法が生かせると良いですね。
 

お2人は三津講師の参考作品を元に同じポーズですが異なる角度でチャレンジされました。
 

左が三津講師の参考作品、右が会員さまの作品です。キツネのポーズはなんだかピースサインのようで面白いですね。仕上がった作品を「部屋に飾りたい」と仰っていました。
 
 
翌週の土曜日に参加出来なかった、2人の会員さまにも講座を受けていただきました。
 

手の血管が力強く描けていますね。
 

こちらは対照的に柔らかな皮膚感が表現できています。
 

講評は最初に会員さまの意見を伺い、一人一人の特徴を踏まえた上でアドバイスをします。
普段の授業では数カ月間かけて一枚の絵を完成させているので、一日のみの企画授業は良い気分転換になるとのことでした。教室に通っているからこそ、色々な技法を試してみたいと意欲的な意見もございました。
今回の企画、銀座校は30名近くの会員さまの参加がありました。油絵や水彩に比べ、気軽に着彩ができるのでこれを機にパステル画を始めてみたいとの声もございました。
企画授業終了後も「パステル画で手を描こう」の予約が数名ございます。まだ若干ですが、セットの在庫がございますので、やってみたい方は講師に気軽に声を掛けて下さい。
多くのご参加ありがとうございました。

銀座校・土曜日担当 山本・三津講師
 
 
 
日曜日は1名様が参加されました。
 

パステルは初めてという会員様に講師が実演してみせます。
 

普段は鉛筆デッサンを制作されている会員様のはじめて色を使った作品です。
爪や皮膚の表情がよく表現されていますね。
全体の明暗のバランスもよいです。
骨格的には、親指の付け根の位置が少しずれてしまった印象です。
手はデッサンとしても難しいモチーフです。
描き進める中で何度でもかたちをとり直す心構えで制作しましょう。
普段の鉛筆デッサンでは得られない、
「色」を使って描く楽しさがあったとのご感想をいただきました。
デッサン課程を終えられた後のイメージのひとつにしていただければ幸いです。
 
銀座校・日曜日担当 永瀬・髙村講師

企画講習会「パステルで手を描く」のご報告

火曜日は昼5名、夜1名、合計6名の会員さまにご参加頂きました。
 

普段、特に男性は、真剣に自分の手を見る事はあまりないのではないでしょうか?
 

皆さん慣れない道具に始めは苦労されていましたが、段々とコツを掴んでいただき
描く調子も早くなりました。
 

手のポーズも様々でそれぞれ会員さまの個性が出ています。
 

出来上がった作品を講評会で並べて見ると、また違った見え方をしてきます。
 

夜はお一人だけの参加でしたが、その分じっくり取り組んでいただきました。
普段見慣れているようなものでも、いざ描いてみると色々な発見があったりして
意外と面白いものです。特に手などはその人の個性が出てきますのでお薦めです。
普段のモチーフ選びに困ったら是非お試しされてみてはいかがでしょうか。
 
火曜日担当は 佐々木講師、髙村講師で行いました。
 
 
 
水曜日は4名の会員さまがご参加してくださいました。
 

ご参加皆さまがパステル初体験ということでした。
パステルで紙に直接色を塗ったり、色の粉を指で紙に馴染ませたり、普段の油絵や
水彩、デッサンなどとは違った描画感覚を、最初戸惑いながら、段々とものにして
いくような制作過程でした。
約2時間半の制作の後、講評会を行いました。
 

ご参加一人一人の会員さまに、制作中の苦労した点や出来上がった作品の感想をお聞きしながら、担当講師が一点一点にアドバイスをしていきました。
それでは、一点一点作品を見て頂きましょう。
 

パステルの粉をしっかりと指で塗りこめていったので調子に深みがありますね。
親指以外の4本の指が影の中にあり、親指から手首にかけて光が当たっている印象がよく出ています。全体の明暗のバランスがよく取れていますね。
ただ紙を擦り過ぎたため、紙の目がつぶれてしまい、細部が描き込みづらく、
少しぼやけた印象になってしまいました。
 

力強い作品であるのと同時に女性の手らしいしなやかさが表現されていますね。
ただ輪郭線のほとんどに、一番濃い茶色が入ってしまっているので、
少し硬い印象になってしまいました。
調子が単調にならないよう気をつけましょう。
全体の明暗のバランスはよく取れていますね。
 

淡く柔らかい中間色が美しいですね。手首が少し細くなってしまいました。
形全体のバランスを注意深くとっていきましょう。
親指や人差し指のディティールがよいですね。
指の構造を損なわず表面、細部を描けています。中指、薬指、小指の爪の描写は
もう少しだけ影の中に埋もれさせてしまった方が良いかもしれません。
 

このポーズをとる手の筋肉の緊張が伝わってきますね。
骨格や筋肉の構造を把握しようとする意識を感じます。
パステルをあまり擦り込まず、カラっとした調子もよいですね。
ただ暗部にもう少し摺り込んだ、しっとりとした調子があってもいいのではないでしょうか。
普段の制作とは違った、「有色下地にパステルで自分の手を描く」という経験は、
「良い刺激になった」とのご感想や比較的短時間で仕上がるのでよいリフレッシュになったとのご感想もいただきました。
このような限られた画材、しぼったモチーフで制作される事は、
普段の制作に持ち帰れる、新発見もいろいろあるのではないでしょうか。 
 
水曜日担当は 永瀬講師、中田講師でした。
 
 
 
木曜日は昼7名、夜1名、合計8名の会員さまがご参加されました。
この日も、ほとんどの方がパステル初心者でしたが、多くの会員さまに参加していただきました。
道具の説明をした後、左手で描くポーズを決め、絵に取り掛かります。
 

 

大きくベースの色を塗ってから、指の一本一本を丁寧にパステルで擦りながら形を描いていきます。
 

指先を丁寧に濃い茶色のハードパステルでラインを入れてから指で馴染ませています。
 

骨格が良く表現されていますね。
 

手を広げたポーズは難易度が高いですが親指、人差し指を強調させ、小指までの距離感を、ぼかしを加えながら描いていきます。
 

最後は講評会を行い、それぞれ異なったポーズのご参加会員さま7名の力作がそろいました。みなさん手を描くのは初めてだそうですが、手首から爪先まで描き上げました。
 

夜は1名のご参加でしたが、講師の参考作品を目の前にマンツーマンでじっくり描き上げていただきました。
 

後日、ご参加出来なかった会員さまにも通常授業で描いていただきました。
 

完成したら、フィキサチーフで画面を定着させて厚紙と一緒にクリアファイルでお渡ししています。
そのまま、部屋に飾られる方もいらっしゃるようです。
木曜日担当は 山本講師、佐々木講師でした。
次回のブログで、土曜日、日曜日ご参加頂きました会員さまのご様子をご報告いたします。

岡崎会員さまの水彩作品のご紹介

こんにちは、金曜日担当講師の山田です。
今回は岡崎会員さまの水彩作品をご紹介させていただきます。
岡崎会員は水彩を始めて1年半がたとうとしています。この1年半、通常受講だけでなく、スケッチ会等の企画講習にも積極的にご参加されています。
ここ数点は風景を描かれていましたが、久々にモチーフを描きました。
 
岡崎会員さまは筆のタッチが出過ぎて画面がうるさく見えてしまうことが多いので、にじみを利用するなど、筆を使いこなすことを課題として制作しています。
背景はにじみとぼかしをうまく利用できました。
机は一番大きな面ですが、モチーフがたくさん置かれているせいで筆のタッチがモチーフにそった形に残ってしまいました。画面を事前に湿らせて絵具を置くと広がりがもっとでたと思います。


形や面の捉え方など、デッサン力がしっかりしてきました。木の質感など、描き込みもかなりされています。しかし、パンの断面は少しやり過ぎたように見えます。
 
水彩に限らず、絵画は、描き過ぎて画面が濁ってしまったり、描かなすぎて中途半端にみえたりと、筆を置く見極めが意外と難しいです。
完成間近になったらより慎重に、一筆置いては遠くから確認したりするとよいでしょう。

吉柴会員の水彩色鉛筆作品

こんにちは、金曜日担当講師の山田です。
 

今回は吉柴会員の水彩色鉛筆作品をご紹介します。
吉柴会員は、月2回の受講で約1年半基礎デッサンをされました。その後、水彩色鉛筆でやってみたいというご相談をうけ、今回初めての着彩作品を12回かけて完成されました。
使い慣れない素材なので、慣れるまでに少し時間がかかりましたが、水彩色鉛筆らしい淡い柔らかな質感がでていて、モチーフの愛らしい雰囲気が出ている優しい作品に仕上がりました。
水彩色鉛筆は画面上で色を重ねて混色していきます。また、水でのばすと色が濃くなります。
水でのばすところと、水でのばさない色鉛筆の柔らかいタッチとを使い分けると、表現の幅が広がる素材だと思います。
今後の課題として、水でぬらした画面に色鉛筆を使ってみたり、色鉛筆にじかに水をつけて描いてみたりと、更に様々な鉛筆の使い方に慣れていく事と、これからはただモチーフを描くだけではなく、例えば背景を自分なりのイメージで描いたりなど、作品に物語性を感じさせ、吉柴会員特有の世界観をどんどん創っていくとよいでしょう。