吉柴会員の水彩色鉛筆作品

こんにちは、金曜日担当講師の山田です。
 

今回は吉柴会員の水彩色鉛筆作品をご紹介します。
吉柴会員は、月2回の受講で約1年半基礎デッサンをされました。その後、水彩色鉛筆でやってみたいというご相談をうけ、今回初めての着彩作品を12回かけて完成されました。
使い慣れない素材なので、慣れるまでに少し時間がかかりましたが、水彩色鉛筆らしい淡い柔らかな質感がでていて、モチーフの愛らしい雰囲気が出ている優しい作品に仕上がりました。
水彩色鉛筆は画面上で色を重ねて混色していきます。また、水でのばすと色が濃くなります。
水でのばすところと、水でのばさない色鉛筆の柔らかいタッチとを使い分けると、表現の幅が広がる素材だと思います。
今後の課題として、水でぬらした画面に色鉛筆を使ってみたり、色鉛筆にじかに水をつけて描いてみたりと、更に様々な鉛筆の使い方に慣れていく事と、これからはただモチーフを描くだけではなく、例えば背景を自分なりのイメージで描いたりなど、作品に物語性を感じさせ、吉柴会員特有の世界観をどんどん創っていくとよいでしょう。