こんにちは、金曜日担当講師の山田です。
今回は岡崎会員さまの水彩作品をご紹介させていただきます。
岡崎会員は水彩を始めて1年半がたとうとしています。この1年半、通常受講だけでなく、スケッチ会等の企画講習にも積極的にご参加されています。
ここ数点は風景を描かれていましたが、久々にモチーフを描きました。
岡崎会員さまは筆のタッチが出過ぎて画面がうるさく見えてしまうことが多いので、にじみを利用するなど、筆を使いこなすことを課題として制作しています。
背景はにじみとぼかしをうまく利用できました。
机は一番大きな面ですが、モチーフがたくさん置かれているせいで筆のタッチがモチーフにそった形に残ってしまいました。画面を事前に湿らせて絵具を置くと広がりがもっとでたと思います。
形や面の捉え方など、デッサン力がしっかりしてきました。木の質感など、描き込みもかなりされています。しかし、パンの断面は少しやり過ぎたように見えます。
水彩に限らず、絵画は、描き過ぎて画面が濁ってしまったり、描かなすぎて中途半端にみえたりと、筆を置く見極めが意外と難しいです。
完成間近になったらより慎重に、一筆置いては遠くから確認したりするとよいでしょう。