土曜日午前の受講制作風景のご紹介

こんにちは、木曜・土曜日担当の山本です。
週末午前中の銀座は人が少なくとても歩きやすく、そのせいか毎週通って下さる会員さまが多くいらっしゃいます。
今回は土曜午前中の授業風景をご紹介いたします。

午前の受講で影を考慮し描いていただくモチーフを多用する時は北側の窓はブラインドを下ろし、モチーフの影が良く分かるよう天井からのダウンライトの光をメインにするようにしたりと色々と光の工夫をしております。
 

上田会員さま、ビスクドールの油彩画です。
アングルの絵を参考に非常に緻密に描かれていますね。完成間近、楽しみです!
 

田村会員さま、エジプト石膏の淡彩画です。
細かい装飾の多い石膏ですが、天井からのダウンライトの光が石膏像の陰影が良く分かるような状態の中、基礎を見直し時間をかけてデッサンした後、白いモチーフをどう着彩するのかが今回の課題となります。
 

小林会員さま、パンと木製まな板のデッサンです。
まだ2回目ですが大まかな形がとれましたね。練りゴムを使って質感の描き分けの段階に入っています。
 

鈴木会員さま、白いバラのデッサンです。
ご自身で持参されたモチーフを明確な目標を持って取り組まれているので、こちら側の指導にも熱が入ります。

2013年4月18日 企画講習『鮮魚を描こう』

メッツ絵画教室講師の安永です。
若葉青葉をわたる風も快く感じられますこの頃、皆様いよいよお元気でお過ごしとのこと、お喜び申し上げます。
 
去る2013年4月18日木曜日、メッツ絵画教室銀座校にて、特別授業『鮮魚を描こう』が行われました。
お魚屋さんで購入した新鮮な魚介類がモチーフです。
 

イタリアンタイガーとイトヨリ(鯛の仲間)
 

ズワイガニ
 

鮎と鯖
 

イカ
 

サヨリとサザエ
 

着彩に入る前に山本講師によるデモンストレーションを行いました。
基本的な水彩絵の具の扱い方、着彩の手順を実演しました。
 

今回は水彩の基本に加えスパッタリングという技法を紹介致しました。
ブラシに付けた絵具を指で弾いた飛沫で描く技法です。細かな粒子となった絵具の表情は筆で描くのと違った微妙な質感や色味を表現します。
 


永山会員のイトヨリです。鮮やかな鱗の色味を見事に水彩で表現しました。
2時間半でここまで仕上げる力が付いてきました。
 

児玉会員のズワイガニを描いたパステル画です。
初のパステルでしたが、児玉会員ととても相性がよく、魅力的な作品に仕上がりましたね。
背景のブルーに少し異なった色味を重ねていってもよいかもしれませんね。
 

多田会員はイカを描きました。
山本講師のデモンストレーションで学んだスパッタリング技法にチャレンジしました。イカの微妙な色味を表現することが出来ました。
 

前田会員は鮎を描きました。短い時間で描く力が付いてきいますね。
鮎の繊細な色味をしっかり表現しています。もう少し明度の暗い部分を作ると画面に締まりが出てくるでしょう。
 


福島会員はペンと水彩で描いたでサバを描きました。サバもさることながら画面全体を意識し、サバ以外のモチーフの役割が明快です。
 

藤井会員はズワイガニを描きました。複雑な蟹の形態に正面側から挑戦しました。
 

野村会員はサバを描きました。水彩が初めてとは思えない出来ですね。
柔らかくサバのボリュームを捉えていますね。サバの持つ光沢をもう少し描くと良いでしょう。
 

こちらも初めて水彩画を描いたと思えない須田会員のエビです。
なんとも言えない複雑な色味を画面上で絵具を重ね表現しました。エビの置かれている状況の説明をしてあげると良いでしょう。
 

制作終了後は講評会を行いました。
日頃生のモチーフを描く機会はなかなかありません、特に海の魚介類となれば尚更です。
モチーフとの一期一会の出会いが描くモチベーションとなり生き生きとした作品がたくさん生まれました。

小松会員さま 作品紹介

メッツ銀座絵画教室、月曜、土曜を担当している三津です。

すっかり春めいてきましたね。
今日の朝、新橋から教室まで歩いてきたら軽く汗ばんでしまいました。
銀座の街も暖かくなると人出も多くなってきて活気に溢れてきています。

今回のブログでは小松会員の作品を紹介させていただきます。
小松会員は今回の作品で2枚目の水彩になります。
前段階でしっかりとデッサンを経験し、自分の持っている個性、特性を把握していたことで水彩に移行しても小松会員の個性を感じる魅力的な作品が描けています。
 
絵画作品と言うのはその作品から作家自身の興味や視点が感じられる事がとても大事になってきます。
同じモチーフを描いていても描く人が違えば着目点は個々で違うのは当然で、人によっては色彩、また別の人であれば形態、空気感、表面情報、等等、描いた本人が何に興味を持ち、何をことで表現したいかは絵を描くことに於いてかなり重要な問題になってきます。
 
では小松会員のデッサンと今描かれている水彩作品を比較していきましょう。
まずはデッサン作品です。
 


どちらの作品もモチーフの持つ情報をしっかりと観察し、丁寧に描き上げられています。
繊細な鉛筆の重ねが豊かなグレーの表現に繋がっています。
 
 
下の画像が水彩作品です。

こちらが1枚目です。
こちらの作品では鉛筆で7~8割描き上げてから着彩していただきました。
水彩絵具も極薄く塗り重ねて頂き、複雑な色味が表現されています。難点を挙げるなら背景の布の空間性が弱いことでモチーフが同一空間上に乗っておらず少しバラバラした印象がありますね。
しかし水彩表現の一枚目としては素晴らしい仕上がりになっています。
 

そしてこちらが完成した2枚目の作品です。
1枚目とは少し描き方を変えて、今度は鉛筆での下書きを少なくして、水彩絵の具を多用した表現になっています。1枚目の作品はまだ水彩絵の具に不慣れな部分があり、小松会員の良さ、個性が出しきれていない印象もありましたが、今回の作品ではモチーフのそのものらしさ、特性、表面情報をしっかりと捉え、色彩豊かな作品に仕上がりました。最後の方の仕事で面相筆による細かい描写をしたらどうかと指導したところ、結果それが功を奏しました。
 
これまでのデッサン経験によって身に付けた繊細な重ねによってでるグレーの綺麗さは色彩の豊かさに繋がり、デッサン、水彩共に明るい色調の中での表現になっています。
 
これから水彩絵の具に慣れていくことでもっと小松会員らしさのある作品を作っていきましょう。

いのうえ会員様のデッサンのご紹介

こんにちは。火曜日担当の佐々木です。
 
暖かい風と共に色彩豊かな季節になってきました。教室の中も負けじと色彩と熱気にあふれています。
 
今回は、いのうえ会員のデッサンを紹介します。
 

これは入会されて初めて描いたデッサンです。
形の不安定さはありますが、トーンのバランスが良く、光を感じるデッサンです。しかし、ガラスの質感が弱いので、硬めの鉛筆でガラスの硬さや映り込みを表現できるといいでしょう。
 

二枚目に描いたデッサンです。
やはり、トーンのバランスが良く、トマトとレモンの色の違いや光を感じるデッサンですね。構図が画面の中心でまとまってしまったので、もう少し大きく描くか、レモンとトマトの間を少し離すと良かったかもしれませんね。
 

三枚目のデッサンです。
洋ナシとレンガの質感の違いが良く表せています。レンガの直線に多少の歪みがありますが、質感は細かいところまで表現出来ていますね。モチーフを置いている台の平面性を意識すると良いですね。
 
いのうえ会員は今年二月に入会されたばかりですが、課題を一つ一つ丁寧に取り組まれているので、ステップアップがとても楽しみな会員さんです。
次回作が楽しみです。

伊東会員様のパステル画のご紹介

こんにちは、金曜日担当講師の山田です。
先日風邪をひいてしまいました。でも花粉症の時期なのでマスクをしていても目立たなくてすみました。
3週間たっても咳だけが残っています。今回の風邪はしつこいようです…
今回は伊東会員の作品をご紹介します。
 

パステル2枚目です。まだ荒いですが、玉葱の色味がとてもきれいです。
 
魚の大きさがよく出ています。背びれをもっとはっきり描き起こすとより魚が起き上がって見えました。
 

紅茶缶の立体感と金属感がよくでています。
しかし缶の立体が強い分他のモチーフが少し弱く感じられてしまいます。
チェックが色面として画面に映えてとても面白いものにしています。
 

顔の立体を学ぶのに最適なモチーフでした。
側面と正面のメリハリををしっかりとつけてあげることで立体的な顔ができました。
 

制作中の伊東会員
伊東会員は水彩画の体験後ご入会され、最初は水彩画を描かれていましたが、色彩の感覚や描き方を見ているともしかしてパステルだともっと表現できるのではと感じ、パステル画をお勧めしてみました。
想像通り、パステルと相性がよかったと思います。
ご自宅でも小品を制作されていて、毎回それを拝見するのも楽しみです。
ご自分に合った画材、技法などが見つかると更に世界が広がります。みなさんも色々とチャレンジしてみてくださいね。