高木会員さまの水彩画ご紹介

こんにちは。金曜日担当講師の森です。今日は高木会員の水彩画を紹介します。
高木会員は2年ほど前から水彩画を始め、3~4回の受講で1枚完成させると
いうかなりテンポのいい姿勢で描かれています。
 
作品も多いので、今回は3点紹介したいと思います。
 
 
 

 
 
 
まずは油性ペンと水彩絵の具を併用して描いた、京都の風景です。石垣や瓦屋根
の部分が細密に描かれています。画面の右上にある鬼瓦の描写が秀逸です。
ペンを使えばこのような表現もできます。
 
 
 

 
 
 
二点目はこちらの静物画です。基本は水彩で描いていますが、ワインの入った
カゴの部分はペンで細かい質感を描いています。ワインも本もリアルな質感が
出ています。背景の色は高木さんが自分で決めた色を使っていますが、モチーフ
の印象にあった、ちょっとワイルドな感じになっていてとてもよく雰囲気を作っ
ています。
 
 
 

 
 
 
三点目は夜の風景です。暗闇の中でライトアップされた建物がきれいに描けてい
ます。夜景は暗い色をしっかり塗らなければならなかったり、街灯などの光で
普段とは違う陰影の付き方を観察しなければならなかったりと難しいのですが、
それらの点をうまく押させていると思います。
 
 
 

 
 
 
制作中の高木会員です。
透明水彩の他にも不透明水彩やペンを使ったり、人物を描くときは木炭を試した
りと、いつも試行錯誤しています。
 
これからの高木会員の作品に注目しています。
 
 
 

人物画講座

こんにちは、講師の三津です。
今回のブログでは先に行われた人物講座の様子をお伝えしたいと思います。
銀座教室で月に1回、各月奇数月の最初の土曜日か偶数月の最初の日曜日に
人物講座を開催し今回で6回目になりました。
 
 
 

 
 
 
今回の講座は2時間半で作品を完成させなければならないので皆様集中して描
かれています。人物を描くのは難しいと思われがちですが人物描写には人物を
描く上での留意点があるのでそれをしっかり意識して回数を重ねていけば着実
に上達します。
 
それらのポイントを踏まえつつ個々の作品の紹介をしていこうと思います。
 
 
 

 
有光会員さまの作品
 
 
コンテの柔らかい表情で描かれた人物の量感が良いですね。プロポーションも
回を増すごとに自然になってきています。プロポーションを正確に取る為には
描き出しにしっかりと時間をかけて細かい部分にはなるべく手をださないこと
です。描き出しを急ぎ細部に早くから手を出すとポイントが固定されてしまい、
修正がしにくくなってしまいます。有光会員も当初は描き急ぎ過ぎてプロポー
ションが崩れてしまう事もあったのですが今回は余裕を持ってゆったりと制作
が出来て、自ずと形も良くなってきました。次回はもっとゆっくり制作できる
となお良い作品になると思います。
 
 
 

 
大塩会員さまの作品
 
 
出だしのプロポーション取りに時間をかけられたことで手数は少ないのですが
適格な仕事が出来ています。髪の色とうちわの色に濃いコンテを使い、塗り残
した白で帯や肌の色、明るい黄土色と茶で浴衣を塗り分ける事で少ない色幅で
最大限の効果が得られています。顔や肩の自然な傾き、膝を崩した上半身のね
じれなども良く表現されています。足元の陰を強い暗さで描く事で構成もしっ
かりなされていて完成度の高い作品になりました。
 
 
 

 
芹川会員の作品です。
 
 
描き出しは身体と顔の大きさを合わせるのにかなり苦労されていましたが仕上
がりはとても雰囲気のある作品になりました。人体を描く場合、手足、顔など
の細部が大きくなってしまう人と小さくなってしまう人と分かれます。芹川会
員は小さくなる傾向が顕著でした。原因としては身体の大きさと比較しつつ描
き進める事もあるのですが、もう一点、細部を描く時に体のどの部位を動かす
かにあると思います。指先だけ動かして描くと描ける範囲がかなり狭くなって
しまい物が小さくなりがちです。その場合描く範囲に応じて、手首で描いたり、
肘、肩から動かしていけるようになると大きな形態を描く時のストレスが無く
なると思います。
 
 
 

 
峯会員の作品
 
 
木炭作品です。木炭はしっかりとした暗さが短時間で得られるので短い時間で
の制作にも向いています。その分白さを大事にしないと全体が暗く沈んでしま
いがちなんですがこの作品は白さの幅、グレーの幅もしっかりと意識されてい
て、作者の力量を感じられます。うちわを持つ手元の観察、顔の細部にとらわ
れない描写もとても良いです。うちわの白さが背景のなにも描いていない紙の
白さを綺麗な空間に見せてくれています。
 
 
 

 
小松会員の作品
 
 
鉛筆の作品です。淡いトーンの中で浴衣を着た身体がしっかりと描かれていま
す。小松会員は大きな形を出すのに苦労をされていたのですが、人物講座を繰
り返し受ける事でその不得手を克服出来てきています。腰まわりから膝の距離
感、左右の肩の前後関係、愛し首に置かれた手の奥ゆき等、これまで描き切れ
なかった物がしっかり表現出来るようになっていて、教えながら感心しており
ました。髪の暗さをもう一段階しっかりと黒くする事でもっと目を引く作品に
なったと思いますがそれ以上に成長の感じられる一枚となりました。
 
 
8月には日傘を持った女性の固定ポーズ、9月~11月(3回連続固定ポーズ、
1回だけの参加もありです。)と続きますのでご興味ある方はぜひぜひご参加下さい。
 
 
 

横山会員さまの水彩画ご紹介

メッツ絵画教室講師の髙村です。
今回は横山会員さまの水彩作品のご紹介です。
 
 
 

 
 
 
長く横山さまは水彩作品を制作されておられますが、先日開催の楽々展で
は、入選を果たされました。展覧会後の作品として描かれたものが上掲の
作品です。桜並木に挟まれた鉄路は旅行先で取材されたそうです。
 
水彩画における混色は、下の色を覆い隠す事が出来ない性格上むずかしく
感じらる会員さまも多くいらっしゃいます。横山さまはこれを最近では筆
によるタッチを残しつつ、画面のうえにあらかじめ置いておいた色と重ね、
複雑な色味を出すことに取り組んでおられるようにかんじます。すなわち
重色という事なのですが、色味を表現するうえでこの技法は大変有用であ
るように感じます。パレット上で任意の数色を混ぜ合わせるのではなく、
任意の数色をそれぞれ順番に塗り重ねてゆく事で、混色で表現出来なかっ
た深みある色彩が表現できます。たとえば緑色を画面につくる場合パレッ
トで、黄と青を混ぜていたところを、画面にあらかじめ黄を塗っておいて、
それから具合を見ながら薄めた青を重ねるといった具合です。
みなさんもぜひお試しください。
 
 
 

 
 
次回作は姫路城だそうです。楽しみにしています。
 
 
 

舘田会員さまのデッサン画ご紹介

こんにちは講師の佐々木です。
今回は入会して間もない舘田会員の鉛筆デッサンをご紹介します。
 
 
 

 
 
 
このデッサンは3回の受講で完成した舘田会員にとって2枚目の
デッサンです。このボトルはガラスではなくてペットボトルなので
すが、黒い色がしっかりと出せていて、ボトルの表面に移り込んで
いる影や照明の白い線など、丁寧に描き表しているので、ペットボ
トルならではの緩さというか、ガラスにはない柔らかい質感が良く
表現出来ていますね。ラベルの所も白い色が単調にならずに回り込
むトーンの変化が出せていますね。
 
形の精度ではまだまだ不安定な所がありますが、細かい所まで良く
観察していて、とてもしっかりとしたデッサンになっています。
これからもがんばってくださいね。
 
 
 

大浦会員さまの水彩画

こんにちは。メッツ銀座絵画教室、月曜担当の高岡です。
今回は、大浦会員さまの水彩画をご紹介します。
 
 
 

 
 
 
モチーフはカモの剥製です。大浦会員さまは主に水彩にて制作しており、
今回は3コマでの完成です。手前の羽根や顔まわりはしっかりと描き込み、奥にいく
ほどにじみを利用した表現になっています。羽の柔らかさや、くちばしの硬さなどの
質感も感じ取れますね。
水彩の特徴を上手く利用した作品になっています。
 
一つのモチーフでも、描き込みを丁寧にする部分、力を抜く部分を作る事で同じ画面
上にも緩急が生まれます。また、筆のストロークも上記に合わせて変化させることで
“魅せる絵”に。変化します。カモの作品は、それらがよく現れた作品だと思います。
時には素材の研究も兼ねて、実験的にいつもと違う作業工程を行っても良いのかもし
れません。
 
暑い日が続きますが、熱中症にはくれぐれもお気をつけて下さい。
お教室内涼しいですが、水分補給はお忘れなく。