朗子会員様のデッサン画

皆様こんにちは、銀座校の土曜日、新宿校の火曜日と日曜日を担当しています講師の石原です。本日は朗子会員様のデッサン作品をご紹介します。
 
 

朗子会員様です。
 
 
朗子会員様は昨年の1月から彫像の写真を見ながらデッサンをするシリーズを開始されました。実を見て描くのとは違い細部を確認する事が難しい中、彫刻独自の硬い質感や光の移り変わりを良く捉えられた素晴らしい作品群を制作してこられました。
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
モチーフである写真の彫像の中には似たような影の色がいくつも存在し、捉えるのにかなり苦労されているようにも感じましたが多方向から鉛筆を幾重にも描き重ね美しい影の色の移り変わりへと飛躍させることができたように思います。
写真を見て描くことは実物を見て描くこととは異なる、モノを見る力を養うためのヒントがたくさん潜んでいます。さまざまな解釈と発見、またその気付き一つ一つを大切に、より一層作品へと注ぎ込まれていくことを楽しみにしております
 
 

 
 
次回作の制作風景です。朗子会員様は初め濃い色を出すのが難しいと仰っていましたが、制作を進めていく中で順調に課題を乗り越えておられるように感じます。一枚の制作の中で“出来た”という実感を増やし携え、今制作されている作品を活き活きと完成させていきたいですね。