齋藤会員さまの自画像

銀座校日曜日朝昼、水曜日朝昼、
新宿校火曜日昼を当しております髙村です。
 
今回は、齊藤会員さまの自画像についてご紹介いたします。
教室の会員さまの中でも自画像を
制作されていらっしゃるのは多くは無いと思いますが、
ご指導させていただいている中で斉藤さまの作品には 
感じるところが多いです。
 
自画像には写真はもちろんモデルを描くこととも違う
面白さがあるように思います。
自画像自体は大変歴史の深い画題です。
作家の作家自身を見つめる視線には様々ですが、自画像に描かれた 
そのまなざしには自分自身を再認識していくような冷静さのようなものを
感じる事もあります。
鏡に映る自身に対する凝視は、日常の目に入るものとは違う
注意を起こさせるのでしょうか。
 
 
 
20160204_01

斉藤さまの作品にはこれまでの作品とは異なるこだわりが垣間見え、
またそれを実現しようとなさる努力が感じられます。
背景の処理、人物の陰の部分に対する色の実験面白いと思える所が
たくさんあります。
作品は未だ制作段階ですがこの調子で
完成に向かっていただきたいと思います。