企画授業「水彩で落ち葉を描く」を12月17日(火)19日(木)21日(土)に行いました。
今年で銀座校が開校して4年目を迎えます。メッツ銀座教室として会員の皆さまに熱講師の熱意や皇室の雰囲気の良さを感じ取って頂けたら幸いです。
初めて水彩画を描かれる方や、入会して間もない初心者の方など、3日間合わせて計35名が参加されました。
今回のモチーフ、枯れ葉です。大小さまざまな落ち葉を集めました。
普段は見過ごしていて、しっかりと落ち葉を眺める事もありませんが、改めて観察すると様々な形や色合いに驚かされます。
モチーフの枯れ葉は会員さまのお好みで選んで頂きました。
17日火曜日は佐々木講師、高野講師の指導のもと、昼クラスで6名さま、
夜クラスで1名さま計7名さまがご参加くださいました。
水彩未経験の方や水彩を始めたばかりの会員さまが殆どでしたが落ち葉をじっくり観察して取り組まれていました。
吉岡会員さまの作品です。
透明感がありながら複雑な色が出ていますね。
滲み具合も変化に富んでいて、面白い表情が出ていますね。
横山会員さまの作品です。
初めての水彩で苦労されていましたが、複雑で味わい深い色が出ています。
細かい所もしっかり描写出来ていますね。
下郡会員さまの作品です。
緑から黄色、赤と変化する様子がダイナミックに表現されていますね。
乾燥して割れていたり、先がちぎれたりしている葉っぱを選ばれたのも面白いですね。
石橋会員さまの作品です。
形のねじれた感じが良く捉えられています。細かい色の変化も細かく丁寧に表現されていますね。
鎌田会員さまの作品です。
初めての水彩で水分調整や調色に苦労されていましたが、変化に富んだ深い色が出ていますね。
形の揺れも自然で良いですね。
栗原会員さまの作品です。
葉脈がくっきりしていて単調になりがちな難しい葉っぱを選ばれましたが、色の変化を上手く捉えて、単調にならずに表現できていますね。
虫食い跡も面白いですね。
石原会員さまの作品です。
それぞれの色が鮮やかに表現されていますね。
滲みを効果的に利用して、形のねじれ具合も上手く表現出来ていますね。
木曜日の指導担当は山本講師と安永講師でした。
予想以上の参加人数となり、急遽簡易テーブルを設置しての授業となりました。
嬉しい限りです。
木曜日は昼クラス、夜クラス計11名の会員さまがご参加してくださいました。
木曜日の授業では、水彩経験者の会員さまはステンシル技法(型どり技法)を用いて頂きました。
さらにステンシルで型どりした後、網で絵具を弾く、スパッタリング技法をレクチャーする山本講師。
会員の皆さま、新たな技法に意欲的に取り組んでおられました。
水島会員さまの作品です。
アクリルガッシュ(不透明水彩)を使用し描きました。楓の色味の再現がお見事です。 高い集中力で描き切りました。
福島会員さまの作品です。
左の作品はステンシル技法で型どりして繰り抜いた葉っぱの形を画用紙に貼り外側に色を塗る事で形を描きました。
右側の葉っぱの色味の深さが素晴らしいですね。
葉の切れ目や穴の形も良いアクセントになっています。
光吉会員さまの作品です。
初めての水彩とは思えない作品に仕上がりました。
もみじの色のグラデーションが綺麗ですね。
加藤会員さまの作品です。
しっかりとした観察眼をお持ちの加藤会員さまではの繊細な表現に成りました。
これまた水彩初挑戦とは思えない出来栄えで今後も楽しみです。
多田会員さまの作品です。
ステンシル技法、スパッタリング技法がともに活かされていますね。
特にスパッタリング技法で筆だけでは描き切れない葉っぱの色の印象、質感を再現しています。
前田会員さまの作品です。
楓の葉のスパッタリング技法が上手く活かされていますね。
右側の葉の形は少し硬くなってしまったかもしれませんが、二枚の葉の明暗対比がとても明快で張りのある画面になりました。
こちらも前田会員さまの作品です。
切り抜いたマスキングシートの葉っぱ型を再利用して遊んでみました。
画用紙に切り抜いた形を貼り背景に絵具遊びをすると、
あっという間に素敵な作品の出来上がりです。
藤井会員さまの作品です。
左の作品は切り抜いた楓の型を貼り付けスパッタリングをするという工程を何度か繰り返し、複雑な形を創りだしました。
右の作品は、楓の葉の水分が抜け葉の端が内側に巻き込み始めた様子を観察して描かれていて感心させられます。
葉の色に少し寒色系の色も混色して使っても良かったかもしれませんね。
伊東会員さまの作品です。
銀杏、ほおずき、柊の三枚を完成させました。
最後に描いた柊の色味が良くでていますね、
大平会員さまの作品です。
ステンシル技法ならではのシャープなキワの印象が心地いですね。
思い切って真上から俯瞰した視点もこのモチーフに合っています。
松岡会員さまの作品です。
水彩は殆ど初めてとの事で、水彩絵の具の扱いに苦心されながらも、持ち前のデッサン力で描き切りました。
こちらも松岡会員さまの作品です。
楓の図像を重ね、キワ周辺はタタキ筆を使用しフワフワとした不思議なイメージを創りだしました。
火曜日、木曜日に開催いたしました文をご紹介させていただきました。
次回、土曜日に開催いたしました内容をご紹介させて頂きます。