1年間の制作、総合講評

メッツ絵画教室講師の安永です。
新春の候、皆様いよいよお元気でお過ごしとのこと、お喜び申し上げます。
 
去る2012年12月20日木曜日、メッツ絵画教室銀座校にて、年末総合講評会が行われました。
今回の校長先生総合講評会では参加会員さまお一人3点までの作品を
高岡校長先生を中心に山本、安永の講師が会員さま方々の作品の講評補完を致しました。
以下、総合講評会の様子をご覧ください。
 

アンリ・ル・シダネルの模写を描いた永山会員さまです。シダネルの複雑な色彩の折り重なりを身をもって体験されています。シダネルに着実に近づいてきていると校長先生からの講評でした。
 

ご自身以外の作品講評に真剣に耳を傾ける会員の皆さま。
他の会員さまの作品を客観的に観ながら講評を聞くことは、自身の制作に必ず活かされてくることでしょう。
総合講評会が平日の昼クラスでの時間帯で開催した為、夜クラスの会員さまの参加に
支障がありました事が講師一同大変申し訳ないと思いました。
 

園田会員さまの講評の様子です。アクリル画、パステル画と様々な画材に積極的にチャレンジしてらっしゃいます。
細やかな描写には会員さまの方々から驚きの声が上がりました。
 


斎藤会員さまはご自宅で描いたお花の油絵を持参して下さいました。
ご自身で育てたという、ひまわりの絵。
背景はスケッチした風景を合成しました。ひまわりとピッタリ合った背景を選びましたね。
 

三浦会員さまは世界遺産をずっと続けて描いていらっしゃいます。
ダイナミックな表現の中にも、素朴な味わいがある独特な画風をこれからも極めて頂きたいです。
 

完成まぢかの風景画を講評中の水野会員さまです。
高岡校長先生から具体的な描写ポイントの指導がありました。完成が楽しみです。
 

谷口会員さまの西洋風景画の模写は見事でした。
本物かと見間違う程の完成度でした。
参考資料とキャンバスに同じ比率の格子を描いてさらに本物に似せてみてはと校長からのアドバイスがありました。
 

油絵具の魅力をしっかりと活かした重厚感のある小林会員さまの作品群です。
小林会員さまは昨年の第12回楽々展に於いて出展しました作品が入選賞に選ばれました。
画面左端、現在制作中のランプと兎の静物画は、ランプの光の表現に中間トーンの幅が出てくるとさらに説得力のある画面になることでしょう。
 

講評会終了後は校長を囲んでの談笑、また会員さま同士の交流も深まりました。
メッツ銀座絵画教室開校約2年半、教室全体のレベルアップを実感できる有意義な総合講評会となりました。
先にも述べましたが、教室での作品講評会はご自身の作品の評価だけで終わるのでなく、他の会員さまの制作作品を通して共通する描く悩みや、疑問などの問題解決する良いきっかけと成ります。
メッツ銀座教室での会員さまに対するご指導の一環として高岡校長先生以下講師全員が力を入れているご指導の一部です。
今回参加出来なかった会員さまは次回の講評会の際は是非ともご参加ください。
 
講師安永、講師山本 他、講師一同