銀座校特別企画講習会、木炭デッサンでトルソ石膏を描こう

3月に行われました企画講習会の内容をご報告します。
 

今回費用しました木炭セットです。これに木炭紙と食パンがつきます。
講師が制作した木炭デッサンをご紹介します。
 

参考作品を解説しながら制作する三津講師
 

背景に濃い目のトーンをのせて木炭紙の白を残して明るい部分を浮き出しています。
 

同じく、三津講師の男性トルソです。描き始めて1時間の途中段階です。
 

女性トルソを描く山本講師
 

何度も比率を確かめながら控え目にあたりを付けていきます。
真正面の構図は奥行きが出しにくいので、初心者は横位置から描くことをおススメします。
 

完成図です。輪郭線を強調せず形の面が変わる稜線の影に濃いトーンを入れていくと立体感がでます。
 

安永講師の男性トルソ
全身を入れた構図にしたためバックまでしっかり描いています。グレートーンの中に練りゴムで抜いたハイライトが効いてますね。
 

佐々木講師の女性トルソ
画面下の台座を入れたことにより安定感が生まれ、バックの木炭らしい黒と石膏の白いコントラストがきれいですね。擦った上から木炭紙のザラつきが重ねてあり、場所に合ったグレートーンの色幅がしっかり出ています。
 
木炭デッサンの特徴は鉛筆デッサンより消し描きが簡単です。描き手の個性が出る画材なのでこれを機に一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
石膏を初めて描く方でも分かり易くご説明しますので安心してご参加いただけます。