石橋会員さまの水彩画ご紹介

日曜日朝昼 水曜日朝昼担当しております髙村です。
今回は、石橋会員さまの作品についてご紹介いたします。
石橋さまはこれまで写真を元にした風景を多く制作されておられましたが、
近作ではじかに観察する事の出来るモチーフでの静物画に取り組まれて
おられます。二次元から二次元に進む写真模写と違い、自身の身体の姿勢や
刻々変化する光の状況を抱えるこのような制作はデッサンと同様に大いに
観察力を要すとともに、感じられる見え方の矛盾に折り合いをつけつつ作画を
進める大変さがありますが、それを解決し、またご自身の作品へ期待している
仕上がりに近づいた際の喜びはひとしおではないでしょうか。
 
 
 

 
 
この作品では、金属の質感とその形状の表現、殊にその立体感を出すこと
が難しかったと思われますが上手く映りこみの描写を抑制してそれぞれ
上手く折り合いをつけて表現なさっておられたように拝見しました。
これからも作品を拝見出来るのを楽しみにしております。

中野会員さまの作品紹介

こんにちは、メッツ銀座絵画教室講師の永瀬です。
今回は中野会員さまの油彩画をご紹介します。
 

 
中野会員さまは今回、写真をもとにイエロープルメリアを描きました。
油絵の具の重ね塗りの濃密な仕事で、大変質の高い仕上がりになりました。
光と影、色の鮮やかさと鈍さ、花びらや葉の形状、いろいろな要素が互いに
よりよいバランスになるよう緊張感をもって画面を作り上げました。
水滴もとてもリアルで魅力的に描かれていますね。
素晴らしい作品をお疲れさまでした。
これからも絵画制作を存分に楽しんでいただきたいです。

9月企画講習会に当たり

 
今回は9月の企画講習会と10月の屋外写生会に関して
会員皆さまにご参考にしていただきたく、ご紹介します。
 
教室の高岡徹校長先生の御尊父高岡徳太郎先生は、美術家の団体である一陽会を、
昭和30年、画家の鈴木信太郎先生、野間仁根先生、萩野康二先生と共に設立しました。
若き日には、画家の林武氏と共に渡仏され、パリで本場の洋画の感性と空気を
感受してきました。
その後、数々の作品を制作してきましたが、その中に坂を題材にしました作品
もありますので、今回行います企画講習や写生会のご参考になればと思います。
 
 
 

 
 
この絵は昭和49年、先生が72歳の時に描かれた作品です。
場所は千葉の犬吠崎周辺です。
題名は、「海からの道」で20号のキャンバスを使用しています。
登り坂道で、この道を越えると海に出るロケーションを描いたものです。
先生がおっしゃるのに、「風景画には絵に『空気』が感じられなくてはいけないんです」
と、おっしゃっておられました。
この絵で感じられますのは海岸に出るまでの防風林の中の坂道を
夏の時期、坂の先から独特の海風のにおいが感じらえるようなところです。
手前から登り坂を描く事のご参考になる作品だと思います。
 
 
 

 
 
こちらも同じく同じ千葉の犬吠崎周辺での作品で、
こちらは手前の道の少し先から下り坂となり、遠くに海が見える構図です。
作品は油絵でサイズは20号です。
先生は千葉の犬吠崎周辺や、静岡の南伊豆で丘から海の眺めを、現地に長期滞在し、
じっくりと写生をなさいました作品を数多く残しております。
機会がありましたら、又、ご紹介させていただきます。