土曜日、人物画の特別授業を実施いたしました。
2回目のクロッキー会を経て今回の3回目はモデルさんを囲み、一枚の絵を完成させます。
最初に時間配分を決め、骨格を考えながら形を捉えていきます。
永山会員は最初にクロッキーをしてから鉛筆画に入りました。
完成に向け服のしわ、顔や手などの描き込んでいきます。
では講評会を始めましょう。
武智会員のデッサンです。
横からの構図ですが表情がしっかり描けていますね。
肌と白い洋服の微妙な色幅が表現できました。
右下の手が入らなかったのが残念ですが
その分帽子がしっかりと描けているので画面に強さが出ました。
児玉会員のデッサンです。
正面からの日差しがよく表れていますね。
少し弱々しい印象となりましたが帽子のつばのそりが構図のポイントとなり、
児玉会員らしい独創的な絵となりました。
唐木田会員のデッサンです。
全身を入れてプロポーションがしっかりとらえていますね。
肩肘腰膝足首の箇所に当たりをつけ何度も形を探っているのが分かります。
顔や手など皮膚の質感が出ると更に良くなりますが限られた時間の中でよく頑張りました。
片岡会員のデッサンです。
バックに調子をつけ白いワンピースが浮き出てくる空間がでていますね。
画面下が弱くなってしまいましたが、顔や髪の毛がしっかり描けているので力強さが出ていますね。
永山会員のデッサンです。
構図を途中で直すかを迷われていましたが椅子と手に持つ花がアクセントになって、
良い構図に仕上がったと思います。
斜め45度の構図なので手前を強くするか奥を弱めるかをして
対比を持たせれば更に立体感が出るでしょう。
田村会員の鉛筆デッサンです。
全体的に調子がうすく、手が小さくなってしまいましたが
身体の厚みが感じられ、顔の表情もよく描けていますね。
次回はいつも描かれてる水彩画で人物画をチャレンジされると良いと思います。
8月から安永講師は新宿校へ移動となります。いままでどうもありがとうございました。
木曜日は変わらず山本講師と担当させていただきますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。