太田義道会員様の鉛筆作品集

メッツ絵画教室の阿部です。今回は太田義道会員の作品を多数紹介します。
太田会員は長く通われている会員ですが、鉛筆での表現を続けています。
ゆっくりと繊細に線を積み重ねていくので、出来栄えもシンと静かな雰囲気を持っています。描くモチーフは教室のモチーフを始め、模写をしたり、持参したフィギュアを描いたり多岐に渡っています。それではご覧ください。
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
繊細に描かれた作品群はいかがでしたか?
太田会員の作品は細密に描かれているのも目を引きますが、鉛筆の濃淡を巧みに使い分けているため、白黒の表現に色彩を感じるところが魅力です。
白い紙に白いものを白く感じる様に描くことは実は難しいことです。暗いトーンに的確に段階がつくことで明暗の差が感じられるのです。白い紙にモチーフが立体感を持って立ち上がってくる瞬間は描き手にしかわからないであろう喜びがありますね。
 
太田会員は教室で描くことが生活習慣の一つの様です。
モチーフも大げさなものでなくてよし。教室に来て、用意された椅子に座り缶コーヒーの蓋を開ける。
削った鉛筆に手を伸ばし、スケッチブックに線を引く。一連の流れを大事に過ごされている様に感じられます。