この度、疫禍によって有形無形の影響を受けた、すべての方々に心からお見舞い申し上げます。私自身この数か月は、日々に改めて向き合う期間となりました。日頃は春という季節に
対して、どこか斜に構えていた自分も、陽気が良くになるに連れ口惜しくなりました。
教室はもちろん、あらゆる活動再開に於いては、施設や設備の問題だけではなく、そこにいる人々の間に心地よい風が流れ出す迄、私だけでできることは限られております。その限られた事は、描く楽しさや喜び、それで芽生える緩やかな繁がりの尊さを信じて、制作のお手伝いをさせて頂く事だと思っています。
やはり僕だけでは絵を描けないのだと痛感しました。