浅井会員のパステル画ご紹介

2012年明けましておめでとうございます。
今年も講師一同会員皆さまの作品制作に微力では有りますがお役に立てますよう努力をいたします。
宜しくお願いします。
 
2012年第1回目の会員さま作品紹介です。
毎週日曜日に制作にいそしんでおられます浅井会員のパステル画をご覧頂きます。
  

パンとレモンと桃の作品
初めて描かれたパステル画です。パンのもっちりとした質感が良く出ています。全体に色のバランスが難しかったと思いますが、よくまとめられていて目をひく作品になりました。
ただもう少しレモンの表面のざらざらとした質感や、桃の色味が拾えると柔らかい印象になったかもしれません。
 

オリーブが入った瓶とパプリカ
今回は緑と赤という補色同士のモチーフです。まず左側のオリーブ瓶の透明感がよく表現されています。中のオリーブを1粒1粒丁寧に描写し美味しそうに仕上げています。
パプリカは、難しい赤を様々な色合いで表現されています。今回はモチーフの光沢感の白色がやや単調でしたので、色幅を増やしていき課題の一つにしたいです。
 

やかんのモチーフ
やかんに浅井会員が映り込んでいるユニークな作品です。特徴のある形やステンレスの質感を楽しんで制作されていました。
画面手前にテーブルを描かれたことで冷たいグレーの印象から、ホッとする柔らかい表情になりました。
 

モーリス・ド・ブラマンクの『雪景色』を模写
今回はブラマンクの『雪景色』の模写に挑戦です。凍てつく大地と果てしなく淀んだ空の表現は何回もパステルを重ねて出来た苦心の作です。
この作品に取り組んだことで、深い色使いの完成度が高まってきました。
 

オーギュスト・ルノアールの『レースの帽子を被った少女』を模写
今回初めて人物の制作に挑戦です。外国人少女のあどけない表情が、なかなか似ずに時間を掛けて制作中です。
全体に白みが多い作品なので、明暗でバランスを取ると絵の見せ場がより伝わってくると思います。
 

模写を制作中の浅井会員