水曜日、金曜日を担当しております講師の髙村です。
今回は杉野会員様の油彩画作品のご紹介です。
杉野会員様は学生の頃から油絵に親しまれていらっしゃいましたが、その後、長く過ごしました会社人として仕事に熱中、全力投球してきたそうです。
一息ついた段階で、数十年ぶりに筆を執り、作品制作をメッツで再開していただくようになりました。
過去、絵を描いた経験をお持ちの方は、絵画で描く基本でありますデッサンを再度描く事を敬遠されることが多いのですが、杉野会員様はデッサンでは形を捉える際のコツや、立体感をどのように強く強調するか、白から黒へのバランスの管理などを十分理解されたうえで制作されて、ご指導でも先に先にと制作での会話を楽しくさせて頂きました。
今回の作品はそうした積み重ねに更に色彩を扱う喜びや、油彩画ならではの“ねっとり”とした絵具の触り心地を、ドキュメントとして完成された様に思われました。
学生の頃に感じておられた美術にかかわる高揚感が再度、目の前に現れたのではないでしょうか。
過去、絵の創作において間がどれだけあっても、再び望めば、過去の同様の感動が
再び沸騰してくるのでアハないでしょうか。
これからも喜びに満ちた作品を完成させていただく事を、楽しみにしております。