こんにちは。
銀座校の木曜日と日曜日担当の講師の森です。今回は水澤会員さまの水彩画を紹介します。
台湾の夜の風景です。
道いっぱいの群衆、たくさんの商品が並ぶ店、夜に光るライトなど、描き甲斐のあるモチーフが多く登場する風景画です。
登場するものが多すぎて、描くのが大変なのですが、水澤会員さまは夜の暗さとライトの明るさの対比や、カラフルな看板、人物の服装など、それぞれしっかりと描写しています。
特に群衆の表現はうまく描けています。
個々の人物を描写するのではなく、群衆全体をひとつのグループとして捉えて、手前と奥の違いを、大小関係や粗密差を際立たせて描いています。
そのため、長い行列が遠くまで続ていている感じが出ていますね。
また、人物の服装や動作も特徴をとらえています。
顔こそ省略していますが、それでも各人物の個性を十分に感じさせます。
良い作品に仕上がりました!
制作中の水澤会員さまです。
最近はたくさんの人のいる群像の風景に取り組んでいます。
次回作にも期待です。