山崎会員の鉛筆画

銀座校の会員様、こんにちは。
 
2月も下旬を迎え、まだ寒さが続く中そろそろ春が恋しい今日この頃です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
今月は山崎雅幸会員の鉛筆画のご紹介です。
 

デッサンを始められてから半年の作品です。
なんとも可愛らしい表情に描かれているのは山崎さんの愛犬メルちゃんです。
写真を元に制作されました。
クッションに体を預けて寛いでいる様子が伝わってきます。
 

毛の流れをしっかり観察し、1本1本細かく描写することで毛並みに艶が出ました。
 

こちらはブリキと木製の象のモチ-フです。
上に高く上がった象の鼻の角度やブリキ特有の光沢感に時間をかけて描かれていました。
構図のバランスがとても良い作品になったと思います。
手前側の肩の張りがもう少し強調されると、よりメリハリが出たかもしれません。

 

象の下半身です。木目や割れ目が丁寧に描かれていて質感が伝わります。
 

去年の年末から全7回に渡って制作された『エジプト象』です。
石膏の淡い白さや、陰影をどこまで乗せるのかが課題の作品になりました。
 

特徴のある顔で描きやすそうなのですが、眉の幅や長さの微妙な加減に気を遣います。
また、頭の凹凸や崩れたような部分は鉛筆を立てて根気のいる作業となりました。
 

『エジプト象』を制作中の山崎雅幸会員