こんにちは。講師の山本です。
今回は先日開催した企画講座
「墨とパステルを使った混合技法でガラスを描く」の
木曜日の様子をご紹介します。
墨で描いた作品
墨見で描かれた作品にパステを載せる
完成作品です。
初めに鉛筆で下書きした後に薄めた墨液でトーンを着けてから
パステルで着彩、ハイライトを入れる混合技法です。
うす墨筆と水筆を交互に描きグラデーションを作りながら進めていきます。
鉛筆の下書きを描き過ぎると鉛が墨を弾いてしまうので
必要最低限の描写を行うのがコツです。
小指をコンパスの軸のように安定させて、
画面を回転させながら正円を描いていきます。
福島会員さま
3個のビー玉がバランス良く配置されています。
ビー玉の透明感も良く出ていますが背景の色味が
とても良い仕上がりとなりました。
前田会員さま
ビー玉の映り込みが強くなってしまいましたが
薄く載せたブルーと地面のクリーム色が薄墨の効果と
合わさって綺麗に仕上がりました。
須田会員さま
少々パステルを載せ過ぎてしまいましたが、
ビー玉の底面に映り込む蛍光灯の歪んだ丸みと
反射している拡散した光が良く表れています。
鉛筆、うす墨、パステルと3工程の課題でしたが、
みなさん水彩画を制作されているので時間内に完成出来ました。
また次回の企画も楽しみですね。