2点のデッサン作品

こんにちは。
暖かい陽気になってまいりました。
メッツ銀座教室の水曜日、金曜日担当講師の江口です。(^。^;)
今回は2名の会員さまのデッサン紹介いたします。
 
一枚目は功刀篤子会員さまの作品です。
もうデッサン数枚目に入ってきたので
鉄と木の複合モチーフ「象」をご紹介いたします。
 
 
 

 
 
くだものや基礎的な静物は着実にクリアしてきていて、
この「象」にも鉄と木の質の違いをモノクロの鉛筆でどう表すか
考えながら形にできました。
顔や足の鉄の質感はまだ少し弱いものの、
描き分けができてきた記念すべき一枚だと思います。
 
最初のころのデッサンはどうしても表面のもようや
色ばかりに気をとられていましたが、
鉛筆の色幅も増え始め、「陰影」によるカタチのとらえ方が
できるようになってまいりました。
 
ゆくゆく色つけてどんな作品になるのだろう?と
デッサンではわからない世界にウキウキしながら指導に
あたらせていただいています。^
 
 
 
次の作品は千葉千裕会員さまのホラ貝デッサンです。
 
微妙な違いに気付きながらも「どうしたらいいだろう?」と
疑問をもって前向きな姿勢が繊細な空気感につつまれた
ホラ貝デッサンに表れていると思います。
 
 
 

 
 
微妙な空気感を出すには、持ち前の色調を見分ける
目や鉛筆の使い方が必要になりますが、
目は良い目をお持ちですので技術面でそれを生かして
いけるようにこれからのデッサン作品は
のぞんでいきたいですね。
 
ホラ貝のトーンの変化による奥行きやそれに合わせた
模様が大変美しいと思います。
このトーンで色のある作品にしたらやっぱりどんな作品になるか、
今から楽しみです。
 
 
功力会員、千葉会員ともにデッサンがんばって
その先の作品に生かしていきましょう!!