中田講師の挨拶

こんにちは。新しく火曜日の講師となった中田です。
メッツ銀座絵画教室は約1年ぶりですのではじめましての方も多いかと
思います。今回は自己紹介もかねて自作の紹介をしたいと思います。

私は、多摩美術大学大学院の油画を修了しました。在学中は具象絵画
一筋で、その頃は表面的に対象にそっくりであるかよりも、
対象の内にある霊的な世界を引き出したいと思っていました。

大学を出てからも制作、発表を続けていく中で自分のテーマや技法も
変化し、絵画を制作するにしても、様々なデジタルメディアを利用する
ようになっています。

これまでの自分の制作と関わってきた人々を考える時、デッサンとは
自分がどのような部分に興味があるのかを確認する作業なのでは
ないかと思います。
そしてそれは絵画教室のように近くに他の人がいることで自分自身の
資質を確認できるのではないでしょうか。本物そっくりに描けることも
一つの資質ですが、どれだけ描いてもそうならないという人は、それは
きっと本人も気づいていない絵の見方、こだわりがあるのだと思います。
現代の絵画は多様です。水彩や油彩、美術館巡りと、楽しみながら
絵画に親しみ、本当の美術の世界の面白さを垣間見ることができる
ところまでご一緒できたら幸いです。
 
 
 

「夏の光」 キャンバスにアクリル・油彩 116.7×116.7cm
 
 
 

「公園の庭」 キャンバスに油彩 90.9×116.7cm
 
 
 

「待ち合わせ場所」 キャンバスに透明水彩 45.5×53.0cm
 
 
 

井口会員さまの油彩画ご紹介

こんにちは講師の佐々木です。
今回のメッツ銀座教室会員さまの作品ご紹介は井口会員の油絵です。
  
  
  

 
 
お孫さんへのプレゼントに描かれたこの作品は、6回の受講、約15時間で完成しました。
サイズはF4号で小さめですが、プレゼントするにはちょうどいい大きさですね。
 
赤ちゃんの表情や肌の滑らかさ、頬のプニプニした様子が、愛情をこめて表現されていて、
見ているこちらまで笑顔になってしまうような素敵な作品ですね。
それだけでなく、色の作り方や筆のタッチも工夫されているので、
写真にはない絵具の魅力も感じられる、まさに絵画的な一枚になっていますね。
 
井口会員にとっては初めての人物画でしたが、形を捉えるデッサン力や
絵具の扱い方に安定感があり、とても完成度の高い作品になりました。
メッツで7年描いてこられて、枚数を重ねる毎に熟達されている井口会員の
次回作がとても楽しみです。
 
 
 

成田会員さまの水彩画ご紹介

こんにちは、メッツ銀座絵画教室の金曜日、メッツ絵画教室
の水曜日と土曜日を担当しております講師の森です。
 
今回は成田会員の作品を紹介したいと思います。
 
 
 

 
 
成田会員はご自身が飼われているワンちゃんを透明水彩で描
きました。昨年の夏から透明水彩で描き始め、約半年、だい
ぶ絵具の扱いに慣れてきたように感じます。特にこの作品で
は思い入れのある愛犬をモデルにしたので、普段の絵よりも
一層熱心に、細部までこだわって描けたと思います。
 
見て下さい、顔の描写の緻密さを!
 
 
 

 
 
作者の情念を感じます。背景や床の色は少し迷いながら塗り
ましたが、最終的に愛犬とマッチした素敵な色調になったと
思います。(なお、写真の取り方が悪くて、床の水平線が歪
んでるように見えますが、実際はちゃんとまっすぐになって
ます)
ご本人も満足のいく仕上がりになったので、思い出に残る一
枚になったのではないでしょうか。
 
 
 

 
こちらは制作中の成田会員です。普段は動き回る動物も、写
真を見ながら描くとじっくり描き込めるので、ペットを飼わ
れている方は挑戦してみると良いと思います。
 
 
 

会員さまのパステル画ご紹介

メッツ絵画教室、メッツ銀座絵画教室の担当講師の髙村です。今回は
重廣会員さまのパステル作品のご紹介です。重廣さまはパステルで制
作を進めておられますが、今回の作品はかなり描く込を工夫され、難
しいテーマでしたが、粘り強く描いてこられましたので是非紹介した
いとお願いしました。
 
 
 

 
 
どうでしょうか。思わず笑みを浮かべられた方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか?
美味しそうなプレートですが、銀座校に通われた際のランチの一こま
だそうです。題材のユーモアと描き込みの的確さで、とてもいい作品
になったように感じました。一般的に食べ物を題材とする際には、見
る側が生理的に題材に反応してしまうので、おいしそうに描くことは
難しい事のように思われますが、この作品では陰の色を出来る限り濁
らせないように留意したことでその表現に成功できたようにおもいま
す。
 
 
 

 
 
広廣会員さまの制作中の一コマです。これからの作品も楽しみにして
います。
 
 

2018年3月人物画講習

こんにちは、メッツ銀座絵画教室土曜日担当の小牟田です。
3月に行われた人物クロッキー会の様子を紹介します。
 
今回は男性のセミヌードでした。腰には赤い布を巻いて、小道具の棒を持って
もらい、10分と20分ポーズの組合せのクロッキーです。クロッキーは即興の
ライブ感のようなものがあり、モデルさんのポーズに対して描き手の反応が大
切です。「描きにくいポーズ」「描きなれない向き」に対してもしっかり反応
して、自分の面白いと思った部分を見つけて下さい。
 
 
 
月に一度の人物講習は、初めに説明を行います。
 

 
ポーズ前の説明の様子です。
 
 
 

 
 

 
ポーズ中制作の様子です。
 
 
 

 
 
紙と人物のサイズ感がとてもよく、人体を早く把握されていました。ポーズ時
間の違いで描き上げるポイントを変えていたのも良かったです。
 
 
 

 
 
モデル台に対して真横の位置だったので、人体の曲線をよく見ることができ
ました。ラインの美しいクロッキーができていました。
 
 
 

 
 
明暗のバランスがとてもよくとれていて、パステルとの相性の良さを感じました。
長めのポーズの時にしっかりとかきこんでいけると、一枚の作品のクオリティが
ぐっとあがる予感!
 
 
 

 
 
短時間での描き込みがとてもよく顔向きや手の角度をうまく捉えられていまし
た。もっと大胆になっていけると、描写に躍動感が加わりもっと良くなります。
 
 
 

 
 
面の強さが線によってよく表すことが出来ていたと思います。人体の胴体部
分に着目して描いていたのも、ご本人の意図を感じ一枚一枚とてもよい仕上
がりでした。よく観察をしながらのクロッキーだったので、ヘトヘトになり
ましたが充実した時間になりました。
 
みなさん、ぜひ人物企画講習の企画にご参加ください。
 
 
 

三宅会員さまの油彩画作品ご紹介

こんにちは、メッツ銀座絵画教室講師の髙村です。
今回は三宅会員さまの油彩を紹介させていただきます。
 
三宅さまは油絵に進まれてから未だ枚数は少ないものの一枚ごとにしっかりと
経験を積まれ、めきめき油絵具への理解を深めていらっしゃいます。
 
 
 

 
 
こんかいは6号の小品の静物画で、モチーフの数が少ない分、個々の対象を深く
観察されていらっしゃいました。一方で絵具への不慣れから観察の結果を絵に
反映することが大変だったご様子ですが、一喜一憂せずに、描き進めては点検し、
あるいは乾燥させた後で描き込む。あるいはグレーズを施すと言ったことで完成
までしっかりと集中を切らさず進むことが出来たように感じました。素晴らしい
作品になったように思います。
 
 
 

 
制作中の三宅会員さま
 
 
次回作はモネの作品の模写に取り組まれていらっしゃいます。ますます表現の幅
を広げられることと思い、楽しみにしています。
 
 
 

2月の企画講習会

メッツ銀座教室で月曜日、土曜日を担当しています講師の三津です。
 
今回のブログでは先日行われた企画講習会『アクリルガッシュで描いてみよう』で参加いたしました会員さま作品をご紹介したいと思います。
 
先ず、アクリルガッシュの説明を。
 
アクリルガッシュはアクリル絵具の中でより不透明度が強く、乾くと耐水性になり、艶消しの仕上がりになるのが特徴です。乾きが非常に早く、下の絵具が溶けず、隠ぺい力も強いのですぐに直しが効きます。そのため短時間での制作が可能です。
 
普段、油彩や水彩で描かれている会員様は修正することに難儀することが多いかと思いますがその点アクリルガッシュは容易にそれが出来るので参加された会員様は普段よりのびのびと勢いよく制作出来ている印象を受けました。
 
それでは作品を見ていきましょう。
 
 
 

 
江川会員さまの作品です。
 
 
江川会員は普段油彩を描かれていますが、描きたい欲求が強い為、乾かないうちに絵具を重ね過ぎて濁りが出てしまう事があるのですが、ガッシュの場合には乾燥が早い為、濁りの無い鮮やかな作品に仕上がりました。
 
 
 

 
マックラクラン会員さまの作品。
 
 
布とリンゴの色彩の対比が綺麗です。輪郭をシャープに追う事で強烈な対比を作ることに成功しています。輪郭をぼかすことで柔らかな空間は出せるのですが、それをしない事で得られる強烈な色のぶつかりも一つの絵の面白さですね。
 
 
 

 
荻野会員さまの作品
 
 
リンゴのへたの部分や側面に布の色味を挿すことで調和のとれた画面が表現出来ています。今回は本物のリンゴをモチーフで使ったのでリンゴ右上部に当たって黒ずんだ部分があったのですがそこを面白味と捉えて敢えてかいていったのもとても良いですね。
 
 
 

 
斎藤会員さまの作品です。
 
 
斎藤会員さまは色への反応が強く、今回の作品も魅力的なな色味になっていますね。
人それぞれ着眼点が違っていて、その各々の興味を作品に定着させることで魅力というのは生れるのだと思います。基本的な事ではありますが見ていてそんなことが思い返されました。
 
素敵な作品ですね。
 
 
 

 
最後に高田会員さまの作品。
 
色味も描写もかなり高いレベルで完成させられましたね。画面上部、布の奥の色味の選択も秀逸です。高田会員は普段はじっくり時間をかけて制作されているんですが、2時間半という短い時間の中でここまで完成度が上がったのはやはり画材の特性によるものだと思います。
画材を変える事で見つかる発見や驚きが企画講習会を通して見つかる事も多いかと思います。
今回は参加なされた会員さま皆様も次の機会にご参加ください。きっと新しい発見が有ると思います。

赤羽根会員さまのアクリル画ご紹介

こんにちは、メッツ銀座教室の金曜日、メッツ絵画教室の木曜日、土曜日を担当の講師の森です。今回は赤羽根会員さまの作品を紹介したいと思います。
 
 
 

 
 
アクリル絵具(リキテックス)で描いた静物画です。
赤羽根会員さまはずっと鉛筆デッサンを続けていて、最近になってアクリル絵具で絵を描き始めました。これは2枚目の作品です。まだまだ分からないことが多いと思いますが、各モチーフをよく描写していて、完成度の高い絵に仕上がったのではないかと思います。
手前のいちごの光沢感など、よく観察して描かれています。背景の色も、赤羽根会員さまが想像で塗りました。大分悩んだようですが、結果として、色んな色が混ざり合った、味わい深い色になったと思います。
他の部分の色に関しても、気に入らない色を何度も塗り直して、こだわって発色させています。こういう手間を惜しまないところも、絵の強度を増している要因ではないでしょうか。
 
 
 

 
制作中の様子です。
 
赤羽根会員さまは去年の春に入会された方なので、おおよそ1年でここまで描けるようになりました。これからの成長が楽しみです。また、アクリル絵具を使っている会員さんはまだあまり多くないので、興味のある方はぜひ講師にお尋ねください。

会員皆様へお知らせです。

月曜日朝クラス開講と受講時間帯変更のお知らせ

4月1日より、平日の昼クラス、夜クラス、土・日曜日の昼クラスの開講時間帯が、下記の通りに変更になります。
会員の皆様にはご不便をお掛けしますが、ご了承宜しくお願いします。

受講製作時間は2時間30分の現状の通りです。

平日
昼クラス PM1:30 ~ PM4:30
夜クラス PM6:30 ~ PM9:30

土・日曜日
昼クラス PM1:30 ~ PM4:30
※第一土・日曜日の人物画講座開催の場合はPM1:30~PM4:00までとなります

尚、平日のPM4:30~5:30迄は講師が休憩・食事をとる為、教室を出ますので連絡対応が出来ません。
お手数ですが、ご用件を留守番電話に残していただければ、休憩後対応いたします。
PM5:30以降は講師が教室に戻り対応いたします。

★4月1日から月曜日の朝クラスを開講します。
高岡講師が指導担当します。

★火曜日の担当講師が佐々木講師から、中田講師に変更となります。

大西会員さまの基本デッサン過程作品ご紹介

こんにちはメッツ銀座教室の火曜日、木曜日を担当しております講師の佐々木
です。
今回は大西会員の石膏デッサンを紹介します。
 
 
 

 
 
大西会員は昨年の6月にメッツ銀座教室に入会され、基本デッサン過程でのこ
れが6枚目の作品で、初めての石膏デッサンでした。初心者向けの棒を掴む手
の石膏像ですが、親指以外は日陰になっていて、指の形を捉えるのは意外と難
しいです。その点、大西会員は微妙なトーンを上手く捉える事が出来ていて、
指の感じが良く描けていますね。
 
途中、こちらから加筆をした所もありますが、とても丁寧に観察されていて、
全体的に石膏らしい微妙なトーンが出せていますし、形の精度も良いので、6
枚目のデッサンとしてはかなりレベルの高い内容に仕上がっています。
 
大西会員の次回作がとても楽しみです。