油彩画で描いたひまわりの一輪挿し

初めまして、メッツ銀座絵画教室の火曜日、土曜日の指導担当を講師の杉本暁です。
平秀信会員様がF8号キャンバスに油彩画で描きました一輪のひまわり画を紹介します。
 
 

 
 
夏季の企画として、火曜日に受講して頂きました会員様に対し、生花のひまわりをお一人様に一本をご用意して描いて頂く講座(テキストを制作しそれに沿って)を実施しました。

 
 
講座の中で平会員様が描かれたひまわりの絵では、花びらの輝くようなレモンイエローと背景のターコイズ色が掛かったグリーンとの対比が鮮やかな印象を作りだしています。
又、油絵具を澄んだ色味に整え、少し厚めのタッチで描き重ねる事でひまわりの自然な佇まいを表現できています。
 
 

 
 

 
 
写真では見ずらいかもしれませんが、背景の壁面と床では筆触複雑な方向に重なっている事が分かります。
これは平会員様が試行錯誤を重ね、背後の空間を一度完全に塗りつぶしたことによって生まれた質感なのです。
こだわりを持って繰り返した仕事が積み重なり、形態の抵抗感となっていくのは油絵具ならではの事だと言えるでしょう。
 
 

 
制作中の平会員様です。
 
 
平会員様は技法の練習を重ねつつエネルギッシュに様々な画題への挑戦を続けて居らおられます。
次回作も期待しております。