こんちわ、メッツ銀座絵画教室の水曜日を担当しております講師の髙村です。
今回は藤原(謙)会員様の水彩画作品のご紹介です。
菅原会員様はパネル和彩紙を水張して制作」されています。スケッチブックをもちいて制作する場合ですと紙の波打ちなどが発生する為、大胆に和彩紙にぼかしを用いることがためらわれますが、藤原会員様はあらかじめ、紙をよく濡らして板に張り込む事で制作中の波打ちはかなり抑えられます。
かつて、藤原会員様はもっと柔らかく描けたらと仰っていらっしゃいましたが、道具の扱いや技法の研究を重ねられ御覧の様な形状感を失わず且つ優しく豊かな作品作りを成功されて居られます。
乗降の人物やその周囲と路面電車のぼかしを用いた柔らかい表現が好対照です。