塚原会員様の水彩画

こんにちは。銀座校の金曜日担当の講師の森です。
今回は塚原会員さまの水彩画を紹介します。
 
 

 
 
淡い色調でまとまった作品です。
塚原会員さまは教室で1年間デッサンを学習してから水彩画をはじめました。
その水彩画も学習して1年経ちました。素描も着彩も充実してきており、今回のこの作品では色の出し方から細密な描写までしっかり手の行き届いたものとなっています。

淡く薄塗りですが、要所要所にちゃんと暗い色を入れているため、絵に強度があり、上品な雰囲気を感じます。デッサンでも水彩でも、陰影を表現するのは難しい点だと思うのですが、塚原さまの作品のように、無理に暗い色を乗せなくてもちゃんと作品に仕上げられます。その良い例なのではないでしょうか。
 
花の細部まで描写している点もすばらしいのですが、グレーの花瓶なんかは、一見地味に見えるかもしれませんが、何度も筆を入れて複雑な色味やタッチがついていて、見ごたえがあります。
 
 

 
 
制作中の塚原さまの様子です。いつも丁寧に真面目に描かれているので、作品も隙なくしっかり仕上がっています。
 
この調子で描きましょう!