小林会員様のデッサン画ご紹介

こんにちは。
主に火曜日を担当させて頂いている、講師の坂本です。
さて、今回はご自身のステップアップのきっかけになった小林さまのデッサンを紹介します。
 
 

 
 
氏は入会当初からデッサンというものに対しての探求が深く、ひとつひとつを確認しながらモチーフを変えて、制作されてきました。
この石膏デッサンは、一段々々論理的にデッサンというものを積み上げていった成果を感じるものになりました。
 
石膏デッサンは古くから明暗法を習得するための教材として活用されてきましたが、一定の方法論が確立されている為に、広がりのあるデッサンに仕上げるのが難しいという面もあります。
ですが、今回の作品はモチーフの大きさや佇まいが自然で、強引な印象もなくとても心地よい仕上がりとなりました。この空気感は実直な観察と素直な反応が布を織るように重なった結果です。
 
 

 
 
制作風景と合わせてみても、とても自然な印象ですね。
ご自身も手ごたえのある作品となったようで、その瞬間に立ち会わせていただいたことに喜びをおぼえました。