こんにちは。講師の坂本です。
教室では日々、様々な会員様が、いきいきと制作していらっしゃいます。
そんな、活発な教室から生み出される作品は、どれも魅力的なものばかりです。制作が終了してしまうと、毎週出会っていた、その作品を拝見する機会も減ってしまうのがもったいなく感じることも、しばしばです。
今回は、わたくしが担当させていただいている曜日から、亀田会員の作品を、ブログをご覧の皆さんに紹介したいと思います。
亀田さまは、教室にいらした時から一貫して褐色の健康的な女性像を描かれいます。
題材としても素晴らしいのですが、特に感動させれるのが、すべてがご自身の体験を元に描かれているという点です。
実際に旅をされたアフリカなどの大地で感じた感動が、絵を描く動機となっていらっしゃいます。
旅先では、ヌーの大移動や子連れのライオンなどをご覧になったそうで、ヌーの大移動に関しては、その光景を待つために泊まりこんだというお話です。
絵からはそんな、体験しているエネルギーが実体験を伴って伝わってきます。
少々、うんちくを述べますと、「モチーフ」という言葉、これは良く教室などで聞かれる言葉ですが、「動機」という意味があります。
どうしてもモノを指す用語として使用する場合が多いですが、本来は「絵を描く動機」を何にするかという部分が大切になってきます。
そういった意味でも、ご自身が大地で体感して「感動」そのものがモチーフ、つまり動機となっているのだなぁと考えると、作品の力強さに実感が伴っている理由が伝わってきます。
次に描くモチーフも決まっているそうです。創作意欲とエネルギーには、わたくしも自分の絵を描かなければと身の引き締まる思いです。これからも刺激を与えてくださることと、ワクワクさせて頂いております。