銀座校 人物クロッキー会

メッツ銀座絵画教 木曜日、土曜日担当の安永です。
春寒しだいに緩むころとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
クロッキー会を開催いたしました。
 

今回のクロッキー会では会員様、講師が順番にモデルをして描きあいました。

クロッキーとは短時間で主に線を用いて、モチーフの形、空間を捉えることを指します。
つまり、物を描くという行為の根幹となる部分で、何を描くにしてもどんな描画材で描くにせよクロッキー力が必要となります。
みなさん今回がクロッキーを初めて行うとことで、初めに講師が10分間のクロッキーデモンストレーションを行い、クロッキーとはどんなものかを見ていただき、その後制作に入って頂きました。
 

 

永山会員のクロッキーです。時間をかけて描くことに慣れてしまって、短時間で人体を捉えるのが難しかったとのことですが、モデルの会員さんの個性を良く捉えていますね。
下半身の形の流れなどはとても自然です。少し手の表現が説明的になってしまいましたね。
 

 

児玉会員のクロッキーです。今回のクロッキーで児玉会員の新たな一面が発見されました。
てらいのない素直な見方が表れています。
 
 

 

唐木田会員のクロッキーです。ウクレレを持ったポーズで難易度が高かったと思いますが、細部に拘泥することなく大きなポーズの流れを捉えています。
 
 

 

室田会員のクロッキーです。モデルの自然な印象を捉えることに成功しています。
少ない線で、人体のポイントとなる部分を的確に捉えていますね。顔の表情なども少ない手数でよく捉えていますね。
 
 

 

田中会員のクロッキーです。的確なデッサン力で素早く人体の細部までも捉えています。少し足がもう少し大きくても良かったかもしれません。
 
 

 

田村会員のクロッキーです。横向きのモデルを先入観に囚われず描いていますね。
横顔の表情がとても良いですね。
少し体の厚みが出すぎしまいましたね、両肩の関係など、短い時間の中でも全体のバランスを確認するとよいでしょう。
 
 

ポーズ終了後、作品を並べて講評を行いました。自分の作品だけでなくお互いの作品を見ることで客観的に自分の絵を判断出来たことと思います。クロッキーは一度やって終わりではなく継続的にやっていくことで力が付いていくものですので、またの機会がありましたら是非みなさんふるってご参加ください。またクロッキーは場所と時間を選びません、お家でご家族をモデルに描いたりするのもお薦めです。
 
人生初のクロッキー、描かれる会員さんも、描く会員さんも最初は緊張していましたが、最終的には皆さん2時間半集中力が途切れることなく、クロッキーに没頭されていました。
この度のクロッキー会、とても有意義な時間となりました。