千葉千裕会員さまのデッサンご紹介

会員の皆さまこんにちは。
銀座金曜昼クラス講師の江口です。
 
10月に入り秋の気配が深まりました。
 
 

 
 
今回ご紹介するのは千葉会員さまのお人形デッサンです。
今までは静物、や「もの」が多かったのですが、人形となると作り物とはいえ、
少し人物の基礎を知らないととっつきにくいモチーフです。
服を着ているけどもそれだけかいてはタコのような骨抜き人形になってしまうし、
中身の人物のカタチを見ろといっても隠れているし…と
ご本人もとっつき方で大変迷われたそうです。
 
しかしながらじっくりモチーフと向き合った結果今回の人形になりました。
生き生きしているたたずまい、その周りの空間も優しい空気につつまれた
雰囲気を感じます。
 
服の模様や色の濃さも絶妙に加減しながら布の質感もよく出ております。
「曇りなき眼」で素直さを感じる気持ちのよい作品になりました。
 
千葉会員は描写は乗っていけばできるので、最初の構成、構図、バランスが
少し合理的にできてくると気持ちが冷めぬまま完成まで
早くなるかな?と思います。
こういった点で苦労されている方は大変多いですが、
周りの方の絵も参考にがんばっていきましょう!!