今回は下郡会員の油彩描き始めと完成作品のご紹介です。
毎回キャンバスを2枚用意して、1枚を制作したあとにパレットの余った絵の具を
白地のキャンバスに自由に塗って次回描く絵の下地にしています。
無意識に塗った下地ですが、それもまた気持ちの乗った抽象絵画に見えてしまうのは私だけでしょうか(笑
ここからどんな絵が生まれるのかはご本人しかまだ知りません。^^
今回ご紹介する下記の海の絵は同じような下地から描かれています。
下郡会員の行ったことのあるキーウェストへのセブンマイルブリッジ。
左に見える橋が古く解体中で右が新しい橋になります。
この絵のもとの写真もシンプルな写真でした、
青い海と青い空がメインですから沢山絵の具を重ね、絵の具のマチェールを生かして
フラットに見える海原の広さや水の沢山詰まった広大な感じにうまくつながりました。
また海を分断する道路の奥行きや流れも慎重に描き、見る人たちの目線を絵の世界の奥へと
上手く誘っていると思います。
油やアクリルで描かれる方々も色々な下地は次に塗る色のアイデアをくれたり、よい偶然性を引き出す
助けにもなったりしてなかなか面白いですよ。
次回試してみてはいかがでしょうか???(^。^)/