暑さが日ごとに増してまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
土曜日PM13:30~16:00クロッキー会を開催いたしました。
2月に続いて今回も会員さんの熱気みなぎるクロッキー会となりました。
前回第一回目のクロッキー会の様子はこちらをご覧ください。
クロッキーとは短時間で主に線を用いて、モチーフの形、空間を捉えることを指します。
つまり、物を描くという行為の根幹となる部分で、何を描くにせよ、どんな描画材で描くにせよクロッキー力が必要となります。
下の画像は山本講師によるデモンストレーションです。
このように細かなディティールにはこだわらず、人体の骨格的なの大きな変化、ポイントをしっかりと捉えていきます。線には強弱を付け、形の変化、空間の差異を表現していきます。
それでは参加会員によるクロッキー作品をご覧下さい。
金子会員の作品です。
クロッキー会初参加でしたが線が力強く、短時間ながらも強い絵になっていることに感心させられます。金子会員は人体に対する探求心があり、とてもクロッキーに集中されていまいた。
田中会員のクロッキーです。
前回のクロッキー会で描いたものに比べ格段の進歩に驚かせれます。細部に拘泥することなく人体をバランスよく捉えることができています。少し直線的な線が人体のフォルムを硬く感じさせてしまったところは次回の課題ですね。
こちらも初めてクロッキー会ご参加の神野会員のクロッキーです。
神野会員の持ち味がクロッキーにも滲みだしていますね。動きのあるポーズを見事に柔らかく捉えています。顔の傾き、両肩膝踵の位置関係も良く意識て観察することで奥行きを感じさせます。
唐木田会員のクロッキーです。
正面で足を組んだ難しいポーズですがさらりと描きこなしている印象です。
顔の表情も柔らかでいいですね。目線の方向が良いアクセントになっています。
一回目のクロッキー会のときより格段の進歩を感じます。
児玉会員のクロッキーです。
味のある柔らかな線が児玉会員の魅力です。線に迷いがなくとても素直によく観察しています。今回のクロッキーでは線だけでなく鉛筆で色を入れていくことにも挑戦しました。
片岡会員の初めてのクロッキーです。横向きのモデルを丁寧に描いています。
枚数を重ねるに従い頭部と上半身のバランスが良くなってきました。
次回は全身を入れる構図にチャレンジしてみましょう。
田村会員のクロッキーです。
難しい手の表情をとても繊細に描いていることに感心させられます。目線位置がもう少し下にいくと顔のパーツのバランスがよくなるかもしれませんね。次回のクロッキーが楽しみです。
クロッキー修了後は講評会を行いました。
講師から問題点を解決するためのアドバイスを受ながら、イーゼルに並んだお互いの作品を見比べ自身の作品を客観的に見直します。
モデルとして描かれた自分自身を見れるのも楽しい瞬間です。
クロッキー会では10分、20分で描くという拘束が、逆に心地よい緊張感を生んでいるように思います。
今回クロッキー会でも初参加の会員さんが3名いらっしゃいました、今後もクロッキー会は継続して行いますのでクロッキーはしたことがないという方も是非お気軽にご参加ください。
そして銀座校では夏に固定ポーズによる人物講座(浴衣の女性モデル)を予定しておりますのでそちらの方も楽しみになさってください。