水島会員さま油彩(油絵)画ご紹介

 
こんにちは。講師の中田です。
今回は水島会員さまの油画をご紹介いたします。
 
 
 
20160622_01
 
 
この作品は、水島会員さまにとってペインティングナイフを
多用して絵を描いていくという新しい試みでした。 
これまでのように細部を気にしてしまうと、筆で手を入れすぎてしまい、
ナイフでつけたざらざらとした質感がなくなるという
部分に苦戦しながらも、最終的には、自分なりのやり方を少しずつ見つけて、
荒さと繊細さが同居しつつも、水島会員さまの
バランスで決着をつけることができた力作になりました。
 
果物などは、全体的に荒さを残しつつも、
むしろ丁寧に描くよりも強い存在感を獲得できている部分も見られます。
また、籠などは特に絵具の扱いがすばらしく、網目の細かさが伝わってきます。 
 
油画も様々な描き方があります。たまに展覧会などに行き、
こういう絵が描きたいなどというイメージを膨らませて、
前の作品と少し違う要素を取り入れてみてはいかがでしょう。
きっとより新鮮な気持ちで制作に向かうことができるのだと思います。