小松会員さまの透明水彩画

 
こんにちは。
月曜日、火曜日クラスを担当しております講師の中田です。
小松会員さまの透明水彩画をご紹介いたします。
小松会員さまは長い間静物画を描いていて、あまり筆に水分を含ませず
描く独自の技術を確立してきました。
今回は、その方法で山と河の風景画を描いています。
 
 
 
20160501_01
 
 
小松会員様はこの作品を描く上で、何層も少量の絵の具を重ねていき、
透明水彩の透明感と油絵の重厚感を兼ね備えた表現に行きついています。
深い緑と水の透明感。
なによりそこに落とされた強い影にはただの風景を超えた、
深い精神性すら感じます。
独自の表現、独自の世界観を獲得するためには、道のりは困難でも、
自らが良いと思った手法をじっくりと熟成させていく必要があるのだなと、
改めて考えさせられました。