こんにちは、メッツ銀座絵画教室土曜日担当の小牟田です。
3月に行われた人物クロッキー会の様子を紹介します。
今回は男性のセミヌードでした。腰には赤い布を巻いて、小道具の棒を持って
もらい、10分と20分ポーズの組合せのクロッキーです。クロッキーは即興の
ライブ感のようなものがあり、モデルさんのポーズに対して描き手の反応が大
切です。「描きにくいポーズ」「描きなれない向き」に対してもしっかり反応
して、自分の面白いと思った部分を見つけて下さい。
月に一度の人物講習は、初めに説明を行います。
ポーズ前の説明の様子です。
ポーズ中制作の様子です。
紙と人物のサイズ感がとてもよく、人体を早く把握されていました。ポーズ時
間の違いで描き上げるポイントを変えていたのも良かったです。
モデル台に対して真横の位置だったので、人体の曲線をよく見ることができ
ました。ラインの美しいクロッキーができていました。
明暗のバランスがとてもよくとれていて、パステルとの相性の良さを感じました。
長めのポーズの時にしっかりとかきこんでいけると、一枚の作品のクオリティが
ぐっとあがる予感!
短時間での描き込みがとてもよく顔向きや手の角度をうまく捉えられていまし
た。もっと大胆になっていけると、描写に躍動感が加わりもっと良くなります。
面の強さが線によってよく表すことが出来ていたと思います。人体の胴体部
分に着目して描いていたのも、ご本人の意図を感じ一枚一枚とてもよい仕上
がりでした。よく観察をしながらのクロッキーだったので、ヘトヘトになり
ましたが充実した時間になりました。
みなさん、ぜひ人物企画講習の企画にご参加ください。