こんにちは、新宿教室の火曜日、土曜日を担当しております講師の山田です。
新宿教室の厚治会員さまのアクリル画での模写作品を紹介します。

厚治会員さまはこれまで透明水彩を中心に制作をされてきましたが、最近アクリル画を始められ、今回の作品は3作目となります。題材に選ばれたのは、ヨハネス・フェルメールの代表作『真珠の耳飾りの少女』の模写です。
最初は、まだ慣れないアクリル絵具の扱いに少し苦戦しているようでした。しかし、何度でも修正や塗り重ねができることや、メディウムを加えることで質感や乾燥速度などを自在に調整できるというアクリル絵具の特性を理解されてからは、その自由度の高さを楽しんでいらっしゃるご様子でした。
今回はフェルメールの油彩作品に近づけるため、リターダー(乾燥を遅らせるメディウム)を使用しました。その結果、絵具の伸びが良くなり、特に滑らかな肌の質感を表現するのには非常に効果的でした。また、完成後に画面全体にグロスバーニッシュ(ツヤありのニス)を塗ったことで、美しい光沢が加わり作品に重厚感が生まれました。
模写は、巨匠たちがどのような色を選び、どのような順序で絵を描いているのかを実践的に学ぶことができます。名画を描く過程で得た学びは、今後のオリジナル作品にもきっと大きく活かされていくでしょう。

制作中の厚治会員さまです。
次回作は『真珠の耳飾りの少女』を思わせる構図のお孫さんの肖像画です。今回の模写で身につけた技法がどのように活かされるのかとても楽しみです。

