こんにちは、土曜日を担当しております講師の杉本です。今回は、O会員様のデッサン(F6号サイズ)をご紹介いたします。

対象をしっかりと観察し、緻密なタッチで描き出しています。
頭蓋骨全体の雰囲気を意識しつつ、細部の表情を克明に捉える事が出来ています。
特に顔の正面については、眉・頬・顎部分の表面にある起伏を丁寧に追いかけており、歯列も自然に再現されています。
オトガイ孔(神経が通る、下顎の二つの穴)も見逃していません。
また、眼窩や鼻腔の奥の部分にも描写が及んでおり、暗い部分の構造も伝わってきます。
一つ一つの要素の凹凸や手触りに、詳細に眼差しを向ける作者の感性が伝わってきます。
次回以降の制作に向けては、地面に落ちる陰影にも更なる描き込みが入ると良いと考えております。

O会員様は入会以来、基礎課程のデッサンを一枚ずつ積み重ねられ、着実に実力を身につけられています。今後、人物の肖像を描かれる際には、頭蓋骨のデッサンに取り組んだ経験がきっと役に立つ事と思います。
次回作も期待しております。

