吉柴会員さま作品のご紹介

こんにちは。講師の森です。
 
暖かく過ごしやすい季節になってきました。
こういう季節は外に出掛けるのが楽しいので、
休みの日には美術館やギャラリーめぐりをしています。
おもしろい展示もたくさんやっているので、
皆様も出掛けてみてはいかがでしょうか。
  
今回は吉柴会員の作品を紹介いたします。
 
 
 
20160405_01
 
 
吉柴会員の絵は、水彩色鉛筆を使った淡く、繊細な色調が特長です。
 
単なるパステルカラーではなく、
しっかりと陰影をつけていたり、部分的にビビットな色を配置していたり、
ちょっとしたところにも神経が行き届いた仕事をしています。
 
色彩だけでなく、フクロウの羽毛や本のカバー、鏡の装飾などの
複雑な部分を丹念に描写しているところも好感を持てます。
こういう描写がビシッと決まっている部分があると、
ファンタジックな絵の世界なのに、
どこか、本当に実在しそうな説得力が生まれてくるのです。
 
また、セットされたモチーフだけでなく、
背景や鏡に映った風景などに自分のオリジナルの風景を描き込んだところに
センスを感じさせます。
 
この自分の世界観を大切にして、絵を描き続けてほしいと思います。