人物画コースご案内

今日は講師の佐々木です。
会員皆さまはすでにご存じになっておられると思いますが、
最近ご入会なさいました会員さまに、私と山本講師が毎月第1週目の
日曜日PM4:30から新宿教室で開催しております人物画コースの
ご紹介をさせていただきます。


人物画コースは銀座教室の会員さまも、いつでもご参加が出来ますコースです。
費用は1回分の受講消化と、モデルさん費用2.100円をお支払いいただきます。
パステルや、コンテ、鉛筆での描写が中心となります。
これらの画材と用紙はわざわざ銀座教室から持ち込まなくても、新宿教室で
レンタルできますので手ぶらで参加していただけます。
 
毎回、色々なモデルさんが色々なスタイルで2時間を使用しポーズを展開、
それを描いていただき終了後、出来上がりました作品の講評会を行います。
 






 
 
講評会は参加会員さま全員の作品を並べ1点1手講評を行います


作品講評を行っております私、講師の佐々木です。
 
 
それでは当日ご参加くださいました会員さまの作品をご覧いただきます。


全身をバランスよく収められていて、良い構図で描かれています。
色の幅が狭いのでバイオリンと肌の色の違いや、身体のボリュ-ムが
分かりにくくなっています。
グレースワークをもっと増すと良いでしょう。
 

 

線の強弱やトーンを面で表現することで小気味のきいたリズムが生まれて
画面に動きが出ています。
しかし、足が切れてしまったので不安定な構図になってしまいました。
 

つま先が切れていますが、下半身は安定したホームで描かれてい
重量感が感じられます。
少し上半身のボリュ-ムが弱くなってしまったので、胸の下の影や脇の下の
影を意識すると良いでしょう。
 

とても難しい正面からの構図なので座った状態が分かりづらくなっていますが、
上半身はボリューム感のある安定した表現が出来ています。


バイオリンのヘッドが切れたり、左右の手の大きさの違いなど細かい問題は有りますが、
全体的に安定感のあるデッサンです。
特に腰から膝までの奥行きが出ていて下半身がしっかりと描けていますね。
 

首の傾きや方から腕、胸から腰にかけてのホォルムがバランスよく描かれています。
線の表情やトーンの幅が広がると良いですね。
 

斜からの構図で身体の左右、奥行きが感じられます。
難しい角度からバイオリンを描いていますが、弦を抑える手の表情が描けたらさらに
良くなるでしょう。
 
 
人物画は、なにかとても難しいように感じておられる会員さまが多いと思われますが、
人物の各機能を十分観察し描いていただくと、なるほど合理的なプロポーションで
出来上がっているということを感じとって頂き描いていただければと思います。
一度機会をお作り頂き、ご参加ください。
お待ちしております。
 
講師 佐々木、山本