香取会員さまデッサン作品

こんにちは、現在水曜日担当、12月からは月・火曜日を担当しております
講師の中田です。
今回は今年の6月に入会された香取淳子会員さまの
デッサンを紹介いたします。
 
今回のモチーフは白布の上に赤葡萄とデカンタです。
葡萄のほうは形を取るのに苦労されていて、何度も描き直されていました。
しかしその甲斐もあり、葡萄の実それぞれの大きさもバリエーションが出てきて、
なおかつ房全体の形も自然になりました。
デカンタの方は、輪郭だけに気を使うのではなくて、
背景との関係性を意識して描き進められていることがよく分かります。
そのためガラスの透明感が一層強く表現できています。
  
 

 
あとは、葡萄の実それぞれの前後関係などがもう少しはっきり描き分けられると、
より見応えが出てくるかと思います。
まだ絵の経験は短いですが、とても熱心に制作に取り組まれています。
将来的に描きたいもののイメージもはっきり持たれているようなので、
楽しみにしています。

江川会員さまの紙風船・デッサン

こんにちは。
月・火曜日を担当している講師の中田です。
今回は江川陽一会員さまのデッサンを紹介いたしま
 
 

 
 
モチーフは紙風船です。このモチーフは紙という材質を
うまく表現できるかがポイントとなりますが、江川会員さまは
紙特有のくしゃっとした細かい皺を丁寧に描きこむことで、
見事にモチーフの質感を表現しています。
また、風船の中心にあるアルミの穴周辺を特に粘って
描写したことにより、近くにある部分と背景に消えていく
部分の密度の差が生まれ、強い遠近感を獲得できています。
 
課題としては、風船の下半分の描写が少し弱いように
感じられるところでしょうか。
微妙にでも良いので、形の変化を感じさせる
ニュアンスがあると、より完成度が増すかと思います。

太田会員さまの作品紹介

こんにちは、メッツ銀座絵画教室講師の永瀬です。
今回は太田会員さまの静物デッサンをご紹介します。
 
 

 
 
ガラスピッチャーの中に赤いパプリカを入れ、
横にくるみを配置した静物デッサンです。
それぞれの物の形や材質がよく伝わってきます。
ガラスピッチャーは無色透明で、硬質であること、
ガラスの厚みも感じられます。
口や底面にできる楕円の印象はなかなかきれいに
捉えられています。
取手や注ぎ口はとてもリアルですね。
 
ガラスピッチャーの中に入れたパプリカは幅広い
中間色の調子で描かれていて、とても立体感があります。
ハイライトには強く白さをつくって艶ある
質感を描出しています。
またパプリカの手前にガラスが存在していることを
感じさせる光の表情も効果的です。
くるみは他のどのモチーフよりも濃い調子で
描かれていて、その固有色を感じさせてくれます。
表面の皺は細密に描写されています。
 
適切なポイントでコントラストを強めることを
身につけ始められました。
作品は強度を増し、しっかりと立ち上ってきました。
 
今後も、様々なモチーフを描き、楽しみながら上達して
いただきたいです。

江口講師、台湾で作品展示

メッツ銀座金曜日の江口です。今回は12/6日より始まり2015年
1/4日終了いたしました。
台湾での日本人紹介展示でのギャラリー模様をお伝えいたします。
 
『GIANT MANGO セレクション@ Wrong Gallery台北』を芸術文化が盛んで
アーティストやクリエイターが集まる華山1914文創園区の目の前にある
Wrong Galleryにて開催中です。
私、江口も12/6より現地のオープニングに行って参りました。
台湾語、英語、日本語が飛び交う中、台湾のアート好きなお客様が
ひっきりなしにギャラリーにいらしてなかなか日本で味わえない熱気でした。
 

 
今回はメインビジュアルにポスターとDMはがきに画像を使用して
いただきました!
好評です!
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
他7名の作家のそれぞれのポップな作品も展示。
台湾の方はじっくりすべての作品を見て回られてました。
ここのギャラリーは面白く、一階がハリウッドなどで仕入れた実際に撮影で
使用した小道具や衣装、グッズを展示販売していて、二階がポップアートを
扱うギャラリーになっています。
 
 

既存の映画の小道具とアート作品を分け隔てなく飾ってお客様に
楽しんでいただくオーナーの趣向がギャラリーにしっかり
表れておりました。アジアのアート事情もアツいです。

芸術文化が盛んでアーティストやクリエイターが集まる
華山1914文創園区の目の前にあるWrong Galleryにて
Giant Mangoのお勧めする日本人アー ティストを発信する
「GIANT MANGO セレクション」を開催いたします。

[会期]  2014年12月6日(土)-2015年1月4日(日)

[会場] Wrong Gallery 2Fギャラリースペース
http://wronggalleries.com/taipei/about-us/
[Wrong Gallery]
台湾・台北で昨年オープンした新しいギャラリー で、
現代アート、デザイン、ポップカルチャーを発
1階は平面・立体作品、デザイントイ、フィギュアなどを
扱うショップ、2階がギャラリースペースとなっています。

石膏像の話

銀座校で火曜日と木曜日を担当している佐々木です。
今回は銀座校にある石膏像についてご紹介したいと思います。
 
銀座校には人の形や人体の一部分の石膏像が大小合わせて11体あります。市販されている石膏像は元々大理石やブロンズなどで作られていたものをコピーしたものです。場合によっては部分だけをコピーしているので、オリジナルの細かいディテールや全体像が見えない状態になっています。全体像が分かると、その像の見え方も変わってくるのでデッサンする時の手がかりになると思います。
 
まずは銀座校のシンボル的な存在のこちらです。
 

サモトラケのニケです。
この石膏像は高さが38センチと小さいですが、オリジナルは大理石で台座も含めると3メートルを超える巨大な像です。
紀元前190年ころのヘレニズム期の彫刻と言われています。1863年にギリシャのサモトラケ島(現在はサモトラキ島)で発見された時は100を超える断片になっていたそうです。
 

オリジナルはこちら。
羽や服の表現が細かい事が分かりますね。
こちらのオリジナルはパリのルーブル美術館にあります。
 
次に紹介するのはこちら。

ボルゲーゼの闘士です。
紀元前100年頃のヘレニズム期の彫刻と言われています。17世紀初頭にイタリアのアンツィオという所で発掘されたそうです。ボルゲーゼとは発掘した人の名前です。
これもオリジナルは大理石でルーブル美術館にありますが、元々はブロンズ製だったそうです。
 

こちらがオリジナルです。
振り上げた左腕と下に引いている右腕の動きが良く分かりますね。やや前傾姿勢になっていて、今にも動き出しそうです。
 
次はこちら。

大顔面と呼ばれています。
これは一体誰の顔かというと、ローマ皇帝ルキウス・ウェルス帝の顔です。
 

これがルーブル美術館にあるルキウス・ウェルス帝の胸像です。
素材は大理石で180年頃に作られたそうです。髪の毛や髭が細かく表現されていますね。この像の高さは1メートルあるので、大顔面石膏像のサイズは実寸だと思われます。
 
最後はこちら。

ジュリアーノ・メジチ胸像です。
これはかの有名なミケランジェロの作品です。オリジナルはフィレンツェのサン・ロレンツォ聖堂にあります。
 

こちらがそのオリジナルです。
1530年頃に作られた大理石の作品です。
この頃のミケランジェロの作品は少し間延びしているのが特徴です。なので首が長いですね。でも、今まさに何かをしようとしている一瞬を切り取ったような、動きのある作品ですね。
 
他にも石膏像はありますがオリジナルが不明なものもあるので、有名どころだけを紹介しました。
もし機会があればオリジナルの作品を目当てに旅行をされてみても面白いかもしれませんね。