第1回人物画講座

 
7月30日日曜日昼から開催しました人物画講座をご紹介します。
 
第1回目はヌードモデルのデッサンを行いました。
人物、ましてヌードのデッサンは初めてという方も多く参加なさいましたので、
ポーズを始める前に担当講師が同一のポーズの写真を基に、どのように描くかの
描き出しを実演し、初めて描く人も戸惑わないよう、参考にしていただきました。
 
 
 

 
 

 
人物画講座では、実際に描く前にその都度、描く技法に対しての事前講習を行い制作進行しますので、初めて参加なさっても安心して描いていただけます。
制作実演は村講師
 
 
 

 
モデルさんがポーズをとると、参加会員の皆さますごい集中力で構図や人物の
形態感を表現されていました。初めて描かれた会員さまは、事前の実演がおおいに
参考になったと思います。
 
 
 

 
何時もの事ですが制作終了後、参加いただきました会員皆さまの作品を1点1点
講評致しました。講評は自身の作品だけでなく、参加なさいました会員さまの作品の
良い点やまずかった点を講師が指摘しますので、自身の作品制作に大変参考になります。
 
次回第2回目は、今月(8月)30日水曜日PM1:30から開催となります。
内容は女性ヌードのクロッキー(習作を目的とした速描画)を予定しております。
どうぞ、この機会に実際にモデルルを前にして絵を描く体験をしてみて下さい。
 
担当講師 永瀬、髙村でした。

寺地会員さまの水彩画

 
 
こんにちは講師の佐々木です。
今回は寺地会員の初めて描いた水彩画を紹介します。
 
 
 

 
 
この作品は4回の受講、約10時間で完成しました。
寺地会員は以前、水彩画を描いた事があったそうですが、基礎的な事が
学びたいとの事だったので、シンプルなモチーフにしてみました。
 
それぞれの形を捉えるという点では、自然な形に描く事が出来ています。
色については最初、単調なグラデーションで描かれていたので、補色の
説明をして、深みのある色になりました。それでもまだ、少し単調で
あったり、濁り過ぎた所がありますが、それぞれの固有色を意識して作る
ことが出来ています。リンゴなど、モチーフの表現に対して床の表現が
弱いので、次回は床も手数が増えると良いですね。また、写真では分か
りませんが、すごく頑張って描いているので紙がよれています。
水彩紙に描くと良いかもしれませんね。

企画講習会のご案内

企画講習会のご案内
「素材・材質により創りだす美術表現」

マチエールでの表現をしてみませんか?

マチエールとは画面作りに必要なものであり、
様々な絵の具やメディウムで行われます。
今回は、速乾性に優れ、短時間で作業を行えるアクリル絵の具やモデリングペースト(盛り上げ剤)などを使用します。

 

 

開催日 8月19日土曜日〜25日金曜日

 

時間 ★19日(土)、20日(日)pm1:30〜4:00

   ★21日(月)、23日(水)、25日(金)

    pm1:30〜4:00

    pm6:30〜9:00

   ★22日(火)、24日(木)

    pm1:30〜4:00

 

参加の場合、受講1回消化となります。デッサン道具一式をご持参下さい。

材料費 2,700円

関根会員さまのデッサン作品の紹介

今回は関根会員のデッサン作品の紹介をさせていただきます。
関根会員は今年3月に入会されてこの作品で2作目となります。
 
 
 

 
 
ぶどうパンです。パンの焦げ目や裂け目などかなり細かい所まで丹念に
描き込まれていて、作者の丁寧な観察が画面から伝わってきます。
デッサンと言うと描く技術だと思われる事が多いと思いますがもっと
重要なのは見る技術です。
 
この作品は5回の受講(12.5時間)で完成しました。人によってはもっと
短時間で描かれる方もいますし、はたまた1枚の絵に1年くらい掛ける
方もいらっしゃいます。どちらにせよ、普段の生活の中ではありえない
長い時間(なかなかぶどうパンを12時間も眺める事は無いと思います)を
かけてモチーフを眺め、観察していくと色々な情報が見えてきます。
実際に描いたものは食玩なのですが、それより本物らしく見えます。
写真では分かりにくいかもしれませんが、徹底的な描き込みで画用紙が
少したわんでいます。ここまで描き込むと明るさの表現がつぶれがちなの
ですが、白さの幅をしっかり維持しながら完成させられていますね。
 
まだ2枚目と言う事で拙さも多少あるとは思いますがこの時期にしか
描けないとても素直な良い作品になったと思います。
 
お疲れさまでした。

伊藤 信 会員さまの油彩画

 
 
こんにちは、土曜日担当の小牟田です。
7月に入って暑さが増してきました。
ぜひ涼しいアトリエにいらしてくださいね。
 
さて、今回ご紹介するのが伊藤信会員さまの油彩です。伊藤会員さまは、
ダイナミックな色使いが特徴の作品を描かれます。
その中で、組まれているモチーフをよく観察し、そこから得た色を
用いて描かれます。なので、ビビットでダイナミックな色どりの中にも、
詳細な描き分けがされていて、どこの部分で切り取っても鑑賞できる
作品です。
 
 

 
 
(部分)少し斜めから撮影。絵具の盛り上がりが分かりますか?
葡萄の粒と葉っぱの盛り上がりが実際の物とリンクしていて、とても
リアリティのある表情になっています。
 
 

(部分)ザクロの置物ですが、床面に使われている複雑な色の重なりが、
とても綺麗です。これで一枚の絵として成立します。
作品の全貌はこちらです。
 
 

 
 
沢山の絵具を使い、刻々と描き変わる色味が画面の重厚さに繋がり
とても良い作品です。でも実は、、、まだ途中。
 
 

 
制作中の伊藤会員さま
 
 
まだまだ描きます。完成が楽しみです。

大塩会員さまの水彩画

こんにちは。講師の三津です。
今回は大塩会員さまの水彩作品をご紹介させていただきます。
 
 

 
 
大塩会員はこれまで画用紙に水彩で描かれていたんですが、上の作品から支持体
を水彩紙(ビフアート)に変えて描かれています。水彩紙に描くと、発色も描き
心地も変わるので、画用紙に描くのと同じ感覚で描いても仕上がりに差が出来て
きます。一概に水彩紙と言っても、沢山の種類があり、代表的なものには、
アルシュ、ワトソン、モンバルキャンソン、マットサンダース、マーメイド、
ファブリアーノと、挙げていくと沢山あります。列挙した紙ごとに厚み、
目の粗さ等の種類に分かれていたりするので、自分の好みに合った紙や画材を
見つけるのも結構大変です。
 
話が少しそれましたが、作品の紹介に戻ろうと思います。
少し小さめのサイズの紙(F4)に描かれているので、モチーフの入れ方を工夫
しないと、主役になる果物かごがやたら小さくなってしまいます。なので、
脇役に回したビンを大胆にトリミングして、主軸になる果物かごを画面に
しっかり入れる構図にしています。モチーフは「画面に全部収めないといけない」
と思いがちですが、場合によっては部分を切ってあげた方が見やすくなる事も
あります。水彩絵具の色味も鮮やさを残しつつ完成出来ていますね。
 
難を言うのであれば、接地面の布に落ちる影にもう少し手が入ると、奥行きと
空間体制がしっかり説明出来ると思います。

藤本会員さまの鉛筆デッサン

こんにちは、金曜日の講師の森です。
今回は藤本さまの鉛筆デッサンを紹介したいと思います。
 
 

 
 
藤本会員さまは今年の3月に入会した方です。わずか3ヵ月弱の受講期間ですが、
テンポよく描いていて、すでに5枚のデッサンを完成させました。
このモチーフは、石膏でつくられた、「棒を握っている手」です。
拳の形、特に手前に突き出している指の関節を描くのが難しいのですが、
しっかりと鉛筆で色をつけたおかげで、そのような、
でっぱっている部分も描写できています。
棒を握りしめている、力のこもっている様子がよく出ていますね。
また、腕以外の台座の部分も丁寧にきめ細かい仕事をしています。
こういう、一見目立たない所も気を抜かずに描くのが大切です。
 
まだ鉛筆の扱い方に慣れていないかもしれませんが、
この調子で描き続ければもっと難しいモチーフもしっかり完成させられると思います。
 
期待しています!

荒井会員さまの油絵

こんにちは講師の佐々木です。
今回は荒井会員さまの油絵をご紹介します。
 
 

 
 
教室にあるサモトラキのニケの石膏像だけをモチーフにした
シンプルな作品ですが、とても重厚な作品に仕上がっています。
写真では分かりにくいですが、絵具を盛り上げて石膏像の形を
表現しているので、まるでレリーフの彫刻作品のようになっています。
 
 

 
 
この盛り上がっている部分はペインティングナイフを使って、
まさに塑像をするような形で描かれています。
 
 

 
 
また、背景にはローラーを使っているので絵具の角が立っていて、
塗装されたコンクリートのようなマチエールになっています。 
そして、その色も何度も重ねているので、とても複雑な表情になっていますね。
 
ナイフやローラー等を使って絵具を盛り上げて描くのは、
油絵の具ならではの表現ですね。
荒井会員の次回作がとても楽しみです。

人物画講座開催

こんにちは、土曜日担当講師の小牟田です。
今回は銀座校で開催された人物講習のご紹介です。
新宿校では第一日曜日に開催している、モデルさんを呼んでの人物画コースですが、
銀座校で7月から年間を通して開催予定の人物画講座のプレ講座を
18日、19日、21日、24日の4日間、イベントとして開催しました。
人物を描くのが初めての方が多いので、人物の入れ方(構図の取り方)、
形をとるポイントや注意点など、30分間のレクチャーから始めました。
 
 

 
レクチャーの様子
 
 
最初は、形がくるってもいいので 大まかな人物のポイントを捉えていきます。
補助線を多く入れながら、形を探っていく作業です。
このときに、構図を決められるといいですね。
そして、モデルポーズの回数が増える毎に、徐々に描き込んでいいく流れです。
描き込みを進めていく上で、上半身と下半身のバランスがおかしくなってしまったり、
手や足が小さくなってしまいがちなので、
最後まで全体を大きく捉えられるように気をつけて。
 
 

 
女性モデルポーズ中 制作の様子
 
 

 
月曜日、土曜日指導担当しております三津講師の実演しながらの描き方説明
 
 
初めは慣れない人物に、鉛筆を持つ手も少しかたくなってしまっていましたが、
時間が経つにつれて柔らかくなり、フォルムの手直しや明暗を入れて、
ポーズ終了となりました。
 
 

 
     講評の様子
 
 
2時間半で一枚を仕上げるには短い時間ですが、
人物デッサンが新鮮で楽しく進められたように思います。
今回参加できなかった会員さまも、次回開講する際ぜひ参加してみてください。
今年は7月、8月、9月、10月、11月に
毎月1回人物画講座を開催予定しております。
日時が決定次第ご報告いたします。

千葉会員さまの油彩画

日曜日朝昼、水曜日朝昼担当しております髙村です。
今回は、千葉会員さまの作品についてご紹介いたします。
 
 

 
 
千葉さまは以前にデッサンから油彩に移られた際にご紹介いたしました。
そしてまだ10点には満たないものの枚数を重ねられ、今回の楽々展に
出品なさいました。F6号の小品ですがしっかり描き込まれていてこれまでの
努力が十分に活かされているように感じています。
今回と前回は、ご自身で見てこられた風景をその時に撮られた写真を元に
描かれました。今回は志賀高原の風景だそうですが、お話を伺っている際に
美しい緑の中に咲いたユリの印象と白樺の樹皮の様子をお話になっていて
思い入れの深さを感じ、出来上がりの作品を拝見させていただきましても、
その美しさを表現するために何度も試行錯誤なさっている様子が感じられ、
またそれを表現出来ているように思いました。
 
今、千葉さまは静物の油彩に取り組まれておいでですが、この作品と同じく
モチーフの見せる美しさを感じながら新たな作品にそれを表現して
いただきたいなと感じています。