原会員さまの現代絵画作品

こんにちは。メッツ銀座絵画教室、土曜担当の小牟田です。
今回は原会員さまの作品をご紹介します。まずは作品をご覧ください。
 
 
 

 
 
ストライプが秩序良く整然と並んでいます。
 
 
 

 
 
途中でストライプの角度が変わるのとグラデーションの変化で、なんとな
くエレベーターの上下運動を錯覚させられました。落ち着いた青色が、風
の吹いている地平線を想起させとても爽やかです。制作工程はキャンバス
に図案を描き、マスキングテープで養生し、絵具を一色づつのせていく。
工程自体は、ただそれだけの単純なものです。下地の塗りや、色の変化に
はとても丁寧に作っていきました。そして、最後にマスキングをはがすと
「描きたいもの」が立ち上ってくるようです。とても気持ちの良い抽象画
だと思います。
 
 
 
これらの作品は、二枚並べて一つの作品です。そうするとスケールも広が
りますね。
 

 
 
 
ちょうど、DIC川村記念美術館にて「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」展が開
催されていたので、お薦めしたら観に行かれたそうです。彼女の作品に感銘を受け、
この絵を描き上げたと伺いました。
 
芸術の秋、みなさまも美術館に行かれた時に、インスピレーションを受ける作品に出
合えるといいですね。また、来年は抽象画を描く企画を予定しています。詳細が決ま
り次第ブログでもお知らせいたしますので、お楽しみに!
 
 
ブリジット・ライリー(1931-)
幾何学模様によって視覚効果をもたらすオプ・アートの旗手として知られるイギリス
のアーティスト