メッツ銀座絵画教室の朝クラス

こんにちはメッツ銀座絵画教室の火曜日、木曜日を担当しています講師の佐々木です。
今回は午前中の制作の様子から、油絵を描く時に使うキャンバスについてお話します。
 
 
 

 
 
この日は寒波が日本列島を覆い、とても寒い日でしたが、朝から快晴で教室の北向き
の窓から差し込む柔らかい光の中、絵を描くのはとても贅沢な時間でした。
 
窓際で油絵を描かれている三名の様子ですが、それぞれキャンバスのサイズが違いま
す。左の方が描かれているのがF6号で、普段使われているスケッチブックと同じサイズ
です。右の方はF10号で、F6号より縦横10㎝ほど大きいです。真ん中の方が描かれ
ているのがF20号で、教室で描く事が出来る一番大きいサイズになります。
 
このキャンバスのサイズに使われている「F」は「Figure」の頭文字で、人物の意味で
す。この形がだんだん細くなる形で「Paysage」(風景)の「P」、「Marine」(海景)の
「M」という規格があります。それぞれ人物、風景、海景と名前が付いていますが、それ
ぞれの専用というわけではないので、描きたいものに応じて使い分けると良いです。
 
ちなみに、Mサイズが黄金比と呼ばれる1:1.618(約5:8)に近く、それを2分割し
たものがFサイズと大体同じです。また、Pサイズは白銀比と呼ばれる1:√2に近く、
コピー用紙などのA判やB判の規格と同じ比率になっています。
 
今後の制作の参考にしてみてください。