高田会員さまのデッサン作品

こんにちは、月曜、土曜担当講師の三津です。
 
今回のブログでは去年の11月に入会された高田会員さまの作品を
一枚目から順を追って紹介させていただきます。
 
 

 
こちらが記念すべき1枚目の作品です。
一枚目としては大変良く描けていると思います。
モチーフをしっかりと観察しているのも伝わってきます。
ただ、鉛筆の筆圧の調整がまだ弱い事で、モチーフごとの
色の違いが少し分かり辛くなっています。
 
 

 
2枚目は紙風船を描きました。
 
紙特有の皺をしっかり描き込むことでしっかりと密度を
感じさせるデッサンになっています。
暗さの幅がもう一段増やせると遠目にも強い作品になってきます。
 
 

 
3枚目です。
 
上記2作品で表現しきれていなかった白から黒までの幅、
モチーフの固有色の描き分けが出来るようになってきました。
白黒で描いていても実際のモチーフの色味が想像できる
作品に仕上がっています。
 
 

 
4枚目、
筆圧のコントロールにも慣れてきて濃淡の幅が広がってきましたね。
特に白からハーフトーンの淡い中での描き分けが秀逸です。
 
 

 
5枚目、ヤカンです。
金属の映り込み部分を描き込みつつ
大きな形態感も同時に表現しなければならないので難易度の高い
モチーフですが破綻することなく描ききることが出来ています。
映り込み部分を抑えの利いたグレートーンで描くことで
取っ手などの暗さと差別化ができています。
 
 

 
そして今日描きあがった6枚目です。
 
光を感じさせる良い作品ですね。
白いゆりを白く描くのは意外に難しく、白さの幅を出しつつ
要所要所にしっかりとした暗さを挿していかないといけません。
ガラスの表現や暗いトーンで描かれた葉や茎の描写もユリの白さを
助長してくれています。
 
順を追って並べて見ると明確に成長が感じられますね。
これからも楽しみながら制作していきましょう