高松会員の水彩画

こんにちは土曜日を担当しております山本です。
本日は高松会員の水彩画をご紹介します。

高松会員は旅先で撮影した風景を元に水彩画を1日かけて制作しています。
午前午後を合わせた2コマの授業内で作品を完成させる方法を行っており、
午前中で下描きと下塗りをし、昼食の間、絵を乾燥させ、午後で着彩による描き込みをして仕上げ、効率よく作品数を増やしています。
メッツ銀座絵画教室は曜日や時間を自分のスケジュールに合わせて予約することができ、追加や月ごとに回数を変更することも可能です。
高松会員は金曜日の夜間は油彩を制作し、趣味のダイビングの無い日は当日の朝、電話で予約を入れてから来校しています。
 

高松会員の目標は旅先で訪れた景色を夜にホテルの部屋で絵を描いて過ごしたいと話していました。
旅先で限られた時間内で効率よく仕上げる為には少ない手数で完成度を高めていかなくてはなりません。制約がある分、集中力が高まり一筆一筆に説得力が生まれます。
 

エジプト
砂漠の色にこだわりました。空の青とのコントラストがきれいです。
 

ギリシャ サントリーニ島
淡い着彩から日差しの強さが伝わってきます。画面の上が海という階段から見下ろした構図が面白いです。
 

フランス モンサンミッシェル
冬の雨空のフランスが控えめな描写と色調で上品に描かれています。手前右の白線の縦ラインと空の青の横ラインが効いてとても良い構図となりました。
 

ミクロネシア 南洋ザクラ
花を接写して撮影しているので画面上のピントがぼけ、奥行きのある構図になっています。花が平面的になってしまいましたが重ねによる深い色がでています。
 

伊豆 ハナダイ(メス)
バックの筆跡が効果的で鮮やかな魚の動きが伝わってきます。さすがスキューバーダイビングをされているので魚の描写が素晴らしいです。
 

沖縄 グスク
奥にある海の彩度が強く、空間が平面的になってしまったのが残念ですが、積み重なる岩が丁寧に描かれており、グレーの混色がとてもきれいです。
 

ツールド宮古島

アスファルトのグレー、木の緑、空の青の色面のリズムがとても良く、絵を見ているとレースをしているような気分になってきます。手前左の看板が効いており、完成度の高い作品に仕上がっています。

現在も高松会員はアイデアが尽きることなく新たな手法に取り組み制作しております。
今後も教室で新たな手法に取り組みながら世界中の旅先で様々な文化にふれ、多くの風景が増えていくことを楽しみにしています。