筆ペンでで描く

こんにちは。講師の山本です。
今回は企画講習『筆ペンで描く風景画』を紹介いたします。
 

 
7月18日開催予定の柴又帝釈天スケッチ会にむけて、手軽に描ける淡墨、濃墨、の2種類の筆ペンと水筆でにじみやぼかしグラデーションで描く風景講座を行いました。
 
 

 
制作に入る前に筆ペンで描き方の練習をします。
先ずは筆を立てて細い線を描き、慣れてきたらグラデーション、擦れ、そして最後は水筆でぼかしていきます。
 
 

 
写真を元に鉛筆で下書きを描きます。
パース線を描きバランスを確認しながら作業を進めます。
細かい所に気をとられると時間が足りなくなってしまうので注意が必要です。
 
 

 
下書きが完成したら淡墨で描き起こします。
大きい直線を描いた後、段々と細かい部分に移ります。
 
 

 
トーンを入れて濃墨で仕上げていきます。
一気に濃くせず全体のバランスを見ながら濃くしていきます。
ハイライトになる所は塗らないように注意します。
 
 

 
石橋会員さま
日差しを感じるコントラストのきれいな絵になりました。
細部まで丁寧に描けているので、時間があったら更に良くなるでしょう。
 
 

 
前田会員さま
看板の字が強くなってしまいましたが手前の建物が強く描けているので奥行きを感じますね。
濃墨の力強さが出ています。
 
 

 
水島会員さま
淡墨と濃墨のバランスがきれいですね。
水筆でぼかした地面の色合いも成功してます。
 
 

 
福島会員さま
テクニックが光る一枚です。
淡墨の擦れがノスタルジックな印象を受け、哀愁を感じる良い絵となりました。
 
 

 
野村会員さま
濃墨のタッチが力強く、ドライで独特な世界観が感じられます。
地面に時間を掛けられたら更に良くなるでしょう。
 
 

 
多田会員さま
線の強さが均一になってしまいましたが、淡墨のトーンがきれいにまとまっています。
時間配分を考えて描かない箇所を先に決めておくと良いでしょう。
 
 

 
みなさん同じ写真を元に描いていますが、それぞれの個性が光る絵が並び、楽しい講評会となりました。
7月18日に予定している柴又帝釈天スケッチ会がとても楽しみです。